【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜9月期のJR気仙沼線 (前谷地駅~柳津駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.7万円/坪(5.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -39.5%( -12.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて -77.3%( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.9年(昨年 28.7年から +28.9 %増)。平均土地面積は 155.4 坪 (昨年 191.8 坪から -19.0 %減)。平均建物面積は 107.9 坪 (昨年 42.6 坪から +153.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。柳津駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは和渕駅で昨年に比べ +141.6 %、坪単価は 25.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(和渕駅)は +141.6 %(坪単価 +15.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(陸前豊里駅)は -90.3 %(坪単価 -35.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 % → 2022年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 28.7 年 → 2022年 36.9 年、+28.9 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 30.0 % → 2022年 66.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった柳津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.4万円/坪(8.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +59.0%( +9.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった陸前豊里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.8万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -90.3%( -35.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR気仙沼線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
前谷地駅 | - | 68.3万/坪 (2.9年/79.3坪) | 39.8万/坪 (15.4年/66.6坪) |
和渕駅 | 10.7万/坪 (38.2年/168坪) | 7.2万/坪 (31.0年/191坪) | |
のの岳駅 | - | - | - |
陸前豊里駅 | 3.8万/坪 (51.0年/172坪) | 38.8万/坪 (29.4年/203坪) | 25.0万/坪 (30.0年/272坪) |
御岳堂駅 | - | 11.2万/坪 (33.2年/300坪) | 86.8万/坪 (0.5年/215坪) |
柳津駅 | 26.4万/坪 (34.3年/99.8坪) | 16.6万/坪 (38.3年/226坪) | 24.8万/坪 (34.6年/107坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
和渕駅 25.8 万/坪(昨年同期比 +141.6 %)
和渕駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.8万円/坪(7.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +141.6%( +15.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 38.2年から -33.2 %減)。平均建物面積は 96.8 坪 (昨年 37.8 坪から +156.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 38.2 年 → 2022年 25.5 年、-33.2 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 60.0 分 → 2022年 26.0 分、-56.7 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 100.0 %)
陸前豊里駅 3.8 万/坪(昨年同期比 -90.3 %)
陸前豊里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.8万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -90.3%( -35.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 51.0年(昨年 29.4年から +73.6 %増)。平均土地面積は 171.7 坪 (昨年 203.1 坪から -15.5 %減)。平均建物面積は 211.8 坪 (昨年 44.2 坪から +378.6 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 29.4 年 → 2022年 51.0 年、+73.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示