【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期の南海多奈川線 (みさき公園駅～多奈川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.5万円/坪(12.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +199.7％( +28.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2021年)に比べて -5.9％( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 32.7年(昨年 46.2年から -29.3 ％減)。平均土地面積は 115.9 坪 (昨年 74.3 坪から +56.0 ％増)。平均建物面積は 66.9 坪 (昨年 31.3 坪から +113.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。
上位 1 駅(深日町駅)は +363.2 ％(坪単価 +47.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(多奈川駅)は -40.8 ％(坪単価 -5.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 46.2 年 → 2022年 32.7 年、-29.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 85.7 ％ → 2022年 21.4 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.9 ％ → 2022年 12.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.3 ％ → 2022年 64.3 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 23.5 ％ → 2022年 12.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった深日町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.3万円/坪(18.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +363.2％( +47.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった多奈川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.7万円/坪(2.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -40.8％( -5.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 南海多奈川線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| みさき公園駅 | 47.5万/坪 (33.4年/123坪) | 16.3万/坪 (44.8年/58.0坪) | 29.3万/坪 (31.1年/76.2坪) |
| 深日町駅 | 60.3万/坪 (31.2年/165坪) | 13.0万/坪 (0年/72.6坪) | 3.7万/坪 (48.7年/73.6坪) |
| 深日港駅 | - | 11.6万/坪 (47.5年/65.0坪) | 15.1万/坪 (48.5年/87.7坪) |
| 多奈川駅 | 7.7万/坪 (31.7年/44.4坪) | 12.9万/坪 (47.8年/115坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
深日町駅 60.3 万/坪(昨年同期比 +363.2 ％)
深日町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.3万円/坪(18.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +363.2％( +47.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 164.9 坪 (昨年 72.6 坪から +127.1 ％増)。平均建物面積は 65.5 坪 (昨年 21.9 坪から +198.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 3.0 分 → 2022年 8.0 分、+166.7 ％と大きく増加)
多奈川駅 7.7 万/坪(昨年同期比 -40.8 ％)
多奈川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.7万円/坪(2.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -40.8％( -5.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.7年(昨年 47.8年から -33.9 ％減)。平均土地面積は 44.4 坪 (昨年 114.6 坪から -61.3 ％減)。平均建物面積は 32.8 坪 (昨年 23.8 坪から +37.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 47.8 年 → 2022年 31.7 年、-33.9 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示