【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期の秩父本線 (羽生駅~三峰口駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.4万円/坪(17.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +44.0%( +17.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 86 件(1年前(2021年)に比べて -18.9%( -20件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 23.1年(昨年 25.2年から -8.6 %減)。平均土地面積は 89.2 坪 (昨年 87.3 坪から +2.2 %増)。平均建物面積は 38.9 坪 (昨年 43.3 坪から -10.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。行田市駅、持田駅、ソシオ流通センター駅、親鼻駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは長瀞駅で昨年に比べ +4298.0 %、坪単価は 112 万円/坪となった。
上位 2 駅(長瀞駅、秩父駅)は +2264.0 %(坪単価 +62.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(羽生駅、和銅黒谷駅)は -32.6 %(坪単価 -13.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 19.0 % → 2022年 30.9 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 22.0 % → 2022年 17.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 43.0 % → 2022年 44.4 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 7.7 % → 2022年 5.9 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった長瀞駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +4298.0%( +109.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった和銅黒谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.4万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -30.5%( -5.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
秩父本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
羽生駅 | 39.1万/坪 (33.2年/121坪) | 59.9万/坪 (8.8年/119坪) | 46.3万/坪 (19.3年/95.2坪) |
西羽生駅 | - | - | - |
新郷駅 | 72.1万/坪 (0年/57.5坪) | - | 29.0万/坪 (19.0年/48.4坪) |
武州荒木駅 | 189万/坪 (41.0年/228坪) | - | - |
東行田駅 | 64.6万/坪 (6.6年/139坪) | 20.0万/坪 (43.7年/62.5坪) | 64.6万/坪 (6.8年/89.6坪) |
行田市駅 | 53.8万/坪 (20.7年/50.4坪) | 29.3万/坪 (30.9年/105坪) | 42.7万/坪 (21.0年/71.5坪) |
持田駅 | 73.8万/坪 (11.8年/48.4坪) | 40.3万/坪 (23.3年/65.0坪) | 61.7万/坪 (7.3年/134坪) |
ソシオ流通センター駅 | 51.1万/坪 (7.0年/52.9坪) | 34.2万/坪 (27.5年/220坪) | - |
熊谷駅 | 48.9万/坪 (23.7年/51.4坪) | 41.3万/坪 (23.7年/77.1坪) | 52.4万/坪 (21.9年/79.1坪) |
上熊谷駅 | - | - | - |
石原駅 | 78.1万/坪 (0.5年/54.5坪) | - | - |
ひろせ野鳥の森駅 | - | 53.9万/坪 (14.0年/45.4坪) | - |
大麻生駅 | - | - | - |
明戸駅 | - | - | - |
武川駅 | - | 44.8万/坪 (20.0年/60.5坪) | 41.2万/坪 (20.0年/69.6坪) |
永田駅 | - | - | 45.2万/坪 (6.0年/99.8坪) |
小前田駅 | - | 45.1万/坪 (29.5年/144坪) | 37.8万/坪 (21.0年/129坪) |
桜沢駅 | 10.7万/坪 (34.0年/36.3坪) | - | - |
寄居駅 | 60.2万/坪 (23.0年/58.1坪) | 55.3万/坪 (12.8年/85.3坪) | 51.1万/坪 (21.5年/54.5坪) |
波久礼駅 | - | - | - |
樋口駅 | - | - | - |
野上駅 | - | - | - |
長瀞駅 | 112万/坪 (6.0年/133坪) | 2.5万/坪 (50.0年/163坪) | - |
上長瀞駅 | - | 24.6万/坪 (32.0年/66.6坪) | - |
親鼻駅 | 26.4万/坪 (23.0年/49.9坪) | 13.2万/坪 (33.0年/57.5坪) | |
皆野駅 | 63.0万/坪 (31.5年/152坪) | - | 2.1万/坪 (26.0年/37.8坪) |
和銅黒谷駅 | 13.4万/坪 (27.0年/85.5坪) | 19.3万/坪 (31.7年/44.9坪) | 18.5万/坪 (24.0年/53.7坪) |
大野原駅 | - | 76.2万/坪 (9.0年/65.8坪) | 59.8万/坪 (0.5年/61.3坪) |
秩父駅 | 21.8万/坪 (39.5年/175坪) | 6.6万/坪 (45.4年/72.6坪) | 55.1万/坪 (48.0年/145坪) |
御花畑駅 | 47.3万/坪 (13.0年/84.2坪) | 17.0万/坪 (46.0年/69.6坪) | 40.4万/坪 (0年/46.9坪) |
影森駅 | - | 43.0万/坪 (21.5年/77.1坪) | - |
浦山口駅 | - | 20.3万/坪 (0年/78.7坪) | 17.1万/坪 (49.0年/545坪) |
武州中川駅 | - | 7.1万/坪 (25.0年/99.8坪) | 37.0万/坪 (22.0年/169坪) |
武州日野駅 | - | - | - |
白久駅 | 12.9万/坪 (33.0年/46.9坪) | - | - |
三峰口駅 | - | 20.8万/坪 (37.0年/131坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
長瀞駅 111.6 万/坪(昨年同期比 +4298.0 %)
長瀞駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +4298.0%( +109.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 6.0年(昨年 50.0年から -88.0 %減)。平均土地面積は 133.1 坪 (昨年 163.4 坪から -18.5 %減)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 130.1 坪から -81.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 50.0 年 → 2022年 6.0 年、-88.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.0 分 → 2022年 8.0 分、+33.3 %と大きく増加)
秩父駅 21.8 万/坪(昨年同期比 +230.1 %)
秩父駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.8万円/坪(6.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +230.1%( +15.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.5年(昨年 45.4年から -12.9 %減)。平均土地面積は 175.5 坪 (昨年 72.6 坪から +141.7 %増)。平均建物面積は 164.1 坪 (昨年 30.3 坪から +442.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 45.4 年 → 2022年 39.5 年、-12.9 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 39.5 分 → 2022年 69.5 分、+75.9 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 50.0 %)
羽生駅 39.1 万/坪(昨年同期比 -34.7 %)
羽生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.1万円/坪(11.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -34.7%( -20.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて +11.1%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 33.2年(昨年 8.8年から +279.4 %増)。平均土地面積は 121.3 坪 (昨年 118.6 坪から +2.2 %増)。平均建物面積は 40.0 坪 (昨年 50.6 坪から -20.9 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 8.8 年 → 2022年 33.2 年、+279.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 22.2 分 → 2022年 27.0 分、+21.5 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 40.0 %)
和銅黒谷駅 13.4 万/坪(昨年同期比 -30.5 %)
和銅黒谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.4万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -30.5%( -5.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.0年(昨年 31.7年から -14.7 %減)。平均土地面積は 85.5 坪 (昨年 44.9 坪から +90.4 %増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 18.7 坪から +70.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 31.7 年 → 2022年 27.0 年、-14.7 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 33.0 分 → 2022年 24.5 分、-25.8 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示