【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期の東葉高速鉄道 (西船橋駅～東葉勝田台駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 108万円/坪(32.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +4.6％( +4.7万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 294 件(１年前(2021年)に比べて -16.5％( -58件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 12.8年(昨年 12.8年から -0.4 ％減)。平均土地面積は 54.1 坪 (昨年 47.7 坪から +13.4 ％増)。平均建物面積は 39.8 坪 (昨年 35.6 坪から +11.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が小幅増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全体的に上昇基調。飯山満駅、北習志野駅、村上駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは北習志野駅で昨年に比べ +18.6 ％、坪単価は 114 万円/坪となった。
上位 2 駅(北習志野駅、村上駅)は +17.9 ％(坪単価 +16.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東海神駅、八千代緑が丘駅)は -10.4 ％(坪単価 -9.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 42.3 ％ → 2022年 45.5 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.9 ％ → 2022年 4.7 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 5.5 ％ → 2022年 3.5 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 0.9 ％ → 2022年 0.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西船橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 145万円/坪(43.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +7.5％( +10.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 26 件(１年前(2021年)に比べて -36.6％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東海神駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.2万円/坪(19.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -12.4％( -9.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東葉高速鉄道 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西船橋駅 | 145万/坪 (12.5年/67.2坪) | 135万/坪 (10.2年/38.1坪) | 162万/坪 (5.9年/39.5坪) |
| 東海神駅 | 63.2万/坪 (43.0年/45.4坪) | 72.2万/坪 (43.0年/113坪) | 162万/坪 (0.5年/31.8坪) |
| 飯山満駅 | 112万/坪 (10.1年/40.6坪) | 97.9万/坪 (11.9年/44.2坪) | 122万/坪 (11.3年/60.7坪) |
| 北習志野駅 | 114万/坪 (12.3年/48.5坪) | 95.9万/坪 (19.1年/48.0坪) | 132万/坪 (8.7年/43.8坪) |
| 船橋日大前駅 | 112万/坪 (12.3年/43.4坪) | 113万/坪 (11.4年/41.3坪) | 107万/坪 (7.0年/44.2坪) |
| 八千代緑が丘駅 | 99.0万/坪 (11.6年/51.4坪) | 108万/坪 (10.6年/53.5坪) | 106万/坪 (4.9年/47.8坪) |
| 八千代中央駅 | 98.3万/坪 (15.6年/69.5坪) | 92.0万/坪 (11.6年/49.0坪) | 86.5万/坪 (9.4年/42.1坪) |
| 村上駅 | 102万/坪 (13.5年/80.2坪) | 87.2万/坪 (15.3年/72.2坪) | 87.1万/坪 (3.8年/79.1坪) |
| 東葉勝田台駅 | 71.1万/坪 (32.0年/52.2坪) | 69.9万/坪 (20.4年/44.0坪) | 132万/坪 (3.0年/45.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
北習志野駅 113.8 万/坪(昨年同期比 +18.6 ％)
北習志野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +18.6％( +17.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 40 件(１年前(2021年)に比べて -18.4％( -9件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 12.3年(昨年 19.1年から -35.5 ％減)。平均土地面積は 48.5 坪 (昨年 48.0 坪から +0.9 ％増)。平均建物面積は 40.2 坪 (昨年 38.1 坪から +5.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 19.1 年 → 2022年 12.3 年、-35.5 ％と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.3 ％ → 2022年 10.8 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 31.9 ％ → 2022年 43.2 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 16.3 ％ → 2022年 10.3 ％)
村上駅 102.2 万/坪(昨年同期比 +17.2 ％)
村上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +17.2％( +15.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 12 件(１年前(2021年)に比べて +71.4％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 13.5年(昨年 15.3年から -11.6 ％減)。平均土地面積は 80.2 坪 (昨年 72.2 坪から +11.1 ％増)。平均建物面積は 40.2 坪 (昨年 44.9 坪から -10.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 15.3 年 → 2022年 13.5 年、-11.6 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 ％ → 2022年 33.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.3 ％ → 2022年 25.0 ％)
東海神駅 63.2 万/坪(昨年同期比 -12.4 ％)
東海神駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.2万円/坪(19.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -12.4％( -9.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.0年(昨年 43.0年から -0.0 ％減)。平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 113.4 坪から -60.0 ％減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 61.3 坪から -43.2 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.0 分 → 2022年 8.0 分、+60.0 ％と大きく増加)
八千代緑が丘駅 99.0 万/坪(昨年同期比 -8.3 ％)
八千代緑が丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.0万円/坪(29.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -8.3％( -9.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 84 件(１年前(2021年)に比べて +1.2％( +1件/坪)と僅かに増加しています。)。
平均築年数は 11.6年(昨年 10.6年から +9.3 ％増)。平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 53.5 坪から -3.9 ％減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 36.2 坪から +4.2 ％増)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 46.1 ％ → 2022年 52.1 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 26.3 ％ → 2022年 17.8 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 17.5 分 → 2022年 21.8 分、+24.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.9 ％ → 2022年 8.2 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示