【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期の東葉高速鉄道 (西船橋駅～東葉勝田台駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 108万円/坪(32.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -10.6％( -12.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 89 件(１年前(2020年)に比べて -23.3％( -27件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.8年(昨年 5.8年から +138.2 ％増)。平均土地面積は 51.5 坪 (昨年 48.9 坪から +5.3 ％増)。平均建物面積は 39.9 坪 (昨年 35.5 坪から +12.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。船橋日大前駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは船橋日大前駅で昨年に比べ +20.5 ％、坪単価は 116 万円/坪となった。
上位 2 駅(船橋日大前駅、八千代中央駅)は +11.1 ％(坪単価 +10.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東海神駅、飯山満駅)は -49.3 ％(坪単価 -81.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 0.9 ％ → 2021年 3.5 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 0.9 ％ → 2021年 1.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 5.8 年 → 2021年 13.8 年、+138.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.8 ％ → 2021年 11.6 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 70.4 ％ → 2021年 44.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西船橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 157万円/坪(47.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -8.3％( -14.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 11 件(１年前(2020年)に比べて -21.4％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東海神駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.2万円/坪(21.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -55.4％( -89.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 東葉高速鉄道 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西船橋駅 | 157万/坪 (8.7年/46.2坪) | 171万/坪 (11.9年/48.9坪) | 123万/坪 (18.0年/78.7坪) |
| 東海神駅 | 72.2万/坪 (43.0年/113坪) | 162万/坪 (0.5年/31.8坪) | - |
| 飯山満駅 | 96.7万/坪 (10.7年/50.6坪) | 170万/坪 (8.4年/68.6坪) | 97.9万/坪 (10.5年/48.4坪) |
| 北習志野駅 | 95.1万/坪 (22.4年/46.9坪) | 118万/坪 (9.9年/39.6坪) | 114万/坪 (11.7年/47.5坪) |
| 船橋日大前駅 | 116万/坪 (12.5年/42.6坪) | 96.3万/坪 (10.3年/52.9坪) | 102万/坪 (7.3年/50.1坪) |
| 八千代緑が丘駅 | 109万/坪 (10.2年/51.8坪) | 110万/坪 (2.9年/46.0坪) | 121万/坪 (1.9年/48.9坪) |
| 八千代中央駅 | 89.9万/坪 (15.4年/78.7坪) | 88.3万/坪 (7.5年/44.4坪) | 120万/坪 (7.5年/69.3坪) |
| 村上駅 | 79.9万/坪 (14.5年/37.8坪) | 97.4万/坪 (0.17年/38.3坪) | 102万/坪 (0.5年/34.0坪) |
| 東葉勝田台駅 | 81.7万/坪 (14.0年/38.2坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
船橋日大前駅 116.1 万/坪(昨年同期比 +20.5 ％)
船橋日大前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +20.5％( +19.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(１年前(2020年)に比べて +40.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.5年(昨年 10.3年から +21.6 ％増)。平均土地面積は 42.6 坪 (昨年 52.9 坪から -19.6 ％減)。平均建物面積は 30.8 坪 (昨年 47.4 坪から -35.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 14.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 10.3 年 → 2021年 12.5 年、+21.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 12.0 分 → 2021年 15.1 分、+26.2 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 ％ → 2021年 7.1 ％)
八千代中央駅 89.9 万/坪(昨年同期比 +1.8 ％)
八千代中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.9万円/坪(27.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +1.8％( +1.6万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて -41.7％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.4年(昨年 7.5年から +104.7 ％増)。平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 44.4 坪から +77.3 ％増)。平均建物面積は 84.3 坪 (昨年 38.5 坪から +118.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 15.7 分 → 2021年 12.4 分、-20.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 27.3 ％ → 2021年 14.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 7.5 年 → 2021年 15.4 年、+104.7 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 72.7 ％ → 2021年 42.9 ％)
東海神駅 72.2 万/坪(昨年同期比 -55.4 ％)
東海神駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.2万円/坪(21.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -55.4％( -89.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 43.0年(昨年 0.5年から +8436.7 ％増)。平均土地面積は 113.4 坪 (昨年 31.8 坪から +257.1 ％増)。平均建物面積は 61.3 坪 (昨年 30.3 坪から +102.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 16.0 分 → 2021年 5.0 分、-68.8 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 0.5 年 → 2021年 43.0 年、+8436.7 ％と大きく増加)
飯山満駅 96.7 万/坪(昨年同期比 -43.1 ％)
飯山満駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.7万円/坪(29.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -43.1％( -73.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(１年前(2020年)に比べて +7.1％( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 10.7年(昨年 8.4年から +28.4 ％増)。平均土地面積は 50.6 坪 (昨年 68.6 坪から -26.2 ％減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 34.2 坪から -4.8 ％減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 30.8 ％ → 2021年 50.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 15.4 ％ → 2021年 14.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 8.4 年 → 2021年 10.7 年、+28.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示