【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期の小湊鉄道 (五井駅～上総中野駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.0万円/坪(15.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -10.6％( -6.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 29 件(１年前(2023年)に比べて -40.8％( -20件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.2年(昨年 29.2年から -3.4 ％減)。平均土地面積は 74.0 坪 (昨年 60.5 坪から +22.2 ％増)。平均建物面積は 30.9 坪 (昨年 37.1 坪から -16.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が減少。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。五井駅は、昨年から 20 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは光風台駅で昨年に比べ -21.7 ％、坪単価は 35.4 万円/坪となった。
上位 1 駅(馬立駅)は +3997.7 ％(坪単価 +47.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(光風台駅)は -21.7 ％(坪単価 -9.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 39.6 ％ → 2024年 30.8 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 22.9 ％ → 2024年 26.9 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 31.2 ％ → 2024年 42.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった五井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.0万円/坪(21.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -2.4％( -1.7万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 14 件(１年前(2023年)に比べて -56.2％( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上総牛久駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.8万円/坪(7.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +106.6％( +12.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 小湊鉄道 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 五井駅 | 70.0万/坪 (22.8年/61.8坪) | 71.7万/坪 (24.6年/64.4坪) | 80.1万/坪 (16.6年/67.6坪) |
| 上総村上駅 | - | 26.4万/坪 (52.5年/37.8坪) | 68.2万/坪 (18.0年/67.3坪) |
| 海士有木駅 | - | 74.9万/坪 (37.5年/75.6坪) | - |
| 上総三又駅 | - | - | 71.6万/坪 (-0.50年/93.8坪) |
| 上総山田駅 | - | - | 0.08万/坪 (43.5年/99.8坪) |
| 光風台駅 | 35.4万/坪 (34.7年/66.6坪) | 45.2万/坪 (37.9年/52.9坪) | 34.6万/坪 (27.0年/61.0坪) |
| 馬立駅 | 48.8万/坪 (22.8年/92.6坪) | 1.2万/坪 (46.5年/45.4坪) | 1.2万/坪 (52.5年/130坪) |
| 上総牛久駅 | 24.8万/坪 (36.5年/54.5坪) | 12.0万/坪 (32.0年/55.6坪) | 17.9万/坪 (34.3年/68.7坪) |
| 上総川間駅 | 2.0万/坪 (50.5年/43.9坪) | - | 8.1万/坪 (51.5年/154坪) |
| 上総鶴舞駅 | - | - | 11.7万/坪 (47.5年/139坪) |
| 上総久保駅 | 24.0万/坪 (50.5年/278坪) | - | - |
| 高滝駅 | - | - | 95.5万/坪 (2.5年/66.6坪) |
| 里見駅 | - | - | - |
| 飯給駅 | - | - | - |
| 月崎駅 | - | - | - |
| 上総大久保駅 | - | - | - |
| 養老渓谷駅 | - | - | - |
| 上総中野駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
馬立駅 48.8 万/坪(昨年同期比 +3997.7 ％)
馬立駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.8万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +3997.7％( +47.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.8年(昨年 46.5年から -51.1 ％減)。平均土地面積は 92.6 坪 (昨年 45.4 坪から +104.2 ％増)。平均建物面積は 35.5 坪 (昨年 23.4 坪から +51.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 46.5 年 → 2024年 22.8 年、-51.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 25.5 分 → 2024年 32.5 分、+27.5 ％と大きく増加)
光風台駅 35.4 万/坪(昨年同期比 -21.7 ％)
光風台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.4万円/坪(10.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -21.7％( -9.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて -11.1％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 34.7年(昨年 37.9年から -8.5 ％減)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 52.9 坪から +25.7 ％増)。平均建物面積は 26.5 坪 (昨年 25.4 坪から +4.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 19.4 分 → 2024年 13.4 分、-30.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 75.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.5 ％ → 2024年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示