この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年10月〜12月期の神戸新交通六甲ライナー (住吉駅~アイランドセンター駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 212万円/坪(64.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +64.5%( +83.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2022年)に比べて +37.5%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.9年(昨年 17.1年から -1.1 %減)。平均土地面積は 63.0 坪 (昨年 29.7 坪から +112.2 %増)。平均建物面積は 94.2 坪 (昨年 30.4 坪から +209.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。住吉駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは住吉駅で昨年に比べ +94.0 %、坪単価は 268 万円/坪となった。
上位 1 駅(住吉駅)は +94.0 %(坪単価 +129.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(魚崎駅)は -11.0 %(坪単価 -13.2 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 9.0 分 → 2023年 10.0 分、+11.1 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 % → 2023年 63.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった住吉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 268万円/坪(80.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +94.0%( +129.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2022年)に比べて +75.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった魚崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -11.0%( -13.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
神戸新交通六甲ライナー | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
住吉駅 | 268万/坪 (11.8年/35.2坪) | 138万/坪 (23.5年/35.2坪) | 146万/坪 (22.0年/49.2坪) |
魚崎駅 | 107万/坪 (24.8年/111坪) | 120万/坪 (10.8年/24.2坪) | 132万/坪 (13.5年/18.7坪) |
アイランド北口駅 | - | - | - |
アイランドセンター駅 | 140万/坪 (29.8年/112坪) | - | 148万/坪 (26.3年/54.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
住吉駅 267.6 万/坪(昨年同期比 +94.0 %)
住吉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 268万円/坪(80.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +94.0%( +129.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2022年)に比べて +75.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.8年(昨年 23.5年から -50.0 %減)。平均土地面積は 35.2 坪 (昨年 35.2 坪から +0.2 %増)。平均建物面積は 32.6 坪 (昨年 28.4 坪から +15.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 23.5 年 → 2023年 11.8 年、-50.0 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 57.1 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 % → 2023年 42.9 %)
魚崎駅 106.7 万/坪(昨年同期比 -11.0 %)
魚崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -11.0%( -13.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.8年(昨年 10.8年から +130.2 %増)。平均土地面積は 111.4 坪 (昨年 24.2 坪から +360.4 %増)。平均建物面積は 236.0 坪 (昨年 32.5 坪から +625.6 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 10.8 年 → 2023年 24.8 年、+130.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 8.0 分 → 2023年 11.3 分、+41.7 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 % → 2023年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示