【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年10月〜12月期のJR唐津線 (久保田駅～西唐津駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.7万円/坪(9.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -26.1％( -11.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 31 件(１年前(2022年)に比べて +19.2％( +5件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 32.6年(昨年 28.6年から +13.9 ％増)。平均土地面積は 121.5 坪 (昨年 107.4 坪から +13.1 ％増)。平均建物面積は 81.2 坪 (昨年 39.7 坪から +104.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。久保田駅、中多久駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは中多久駅で昨年に比べ +93.2 ％、坪単価は 31.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(中多久駅、久保田駅)は +62.0 ％(坪単価 +16.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(小城駅、岩屋駅)は -69.2 ％(坪単価 -33.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 38.0 分 → 2023年 26.2 分、-31.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 28.6 年 → 2023年 32.6 年、+13.9 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 29.2 ％ → 2023年 36.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 40.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった久保田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.5万円/坪(22.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +30.8％( +17.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった岩屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.0万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -62.9％( -6.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR唐津線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 久保田駅 | 73.5万/坪 (0.8年/69.6坪) | 56.2万/坪 (21.1年/102坪) | 12.3万/坪 (57.8年/136坪) |
| 小城駅 | 19.3万/坪 (32.1年/93.8坪) | 78.9万/坪 (19.0年/99.8坪) | 50.5万/坪 (23.2年/92.6坪) |
| 東多久駅 | - | 0.6万/坪 (60.8年/30.3坪) | 6.6万/坪 (34.8年/129坪) |
| 中多久駅 | 31.9万/坪 (43.8年/103坪) | 16.5万/坪 (69.8年/84.7坪) | - |
| 多久駅 | - | 21.3万/坪 (35.8年/157坪) | 5.4万/坪 (62.8年/188坪) |
| 厳木駅 | - | - | 1.0万/坪 (30.8年/42.4坪) |
| 岩屋駅 | 4.0万/坪 (40.3年/363坪) | 10.9万/坪 (18.8年/56.0坪) | - |
| 相知駅 | - | - | - |
| 本牟田部駅 | - | - | - |
| 山本駅 | 30.1万/坪 (39.8年/132坪) | 43.9万/坪 (24.3年/86.2坪) | 43.1万/坪 (19.8年/81.7坪) |
| 鬼塚駅 | 52.8万/坪 (30.4年/62.0坪) | 66.1万/坪 (-0.25年/51.4坪) | 63.2万/坪 (23.8年/302坪) |
| 唐津駅 | 46.1万/坪 (24.3年/126坪) | 68.5万/坪 (29.3年/138坪) | 23.5万/坪 (35.4年/69.0坪) |
| 西唐津駅 | 6.7万/坪 (46.0年/86.0坪) | 8.8万/坪 (35.5年/114坪) | 13.0万/坪 (46.7年/74.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
中多久駅 31.9 万/坪(昨年同期比 +93.2 ％)
中多久駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.9万円/坪(9.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +93.2％( +15.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 43.8年(昨年 69.8年から -37.3 ％減)。平均土地面積は 102.9 坪 (昨年 84.7 坪から +21.4 ％増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 15.1 坪から +110.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 69.8 年 → 2023年 43.8 年、-37.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 5.0 分 → 2023年 17.5 分、+250.0 ％と大きく増加)
久保田駅 73.5 万/坪(昨年同期比 +30.8 ％)
久保田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.5万円/坪(22.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +30.8％( +17.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.8年(昨年 21.1年から -96.4 ％減)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 101.8 坪から -31.7 ％減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 31.3 坪から -12.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 21.1 年 → 2023年 0.8 年、-96.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 35.3 分 → 2023年 16.0 分、-54.7 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 100.0 ％)
小城駅 19.3 万/坪(昨年同期比 -75.5 ％)
小城駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.3万円/坪(5.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -75.5％( -59.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.1年(昨年 19.0年から +69.3 ％増)。平均土地面積は 93.8 坪 (昨年 99.8 坪から -6.1 ％減)。平均建物面積は 44.4 坪 (昨年 35.7 坪から +24.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 23.4 分 → 2023年 19.3 分、-17.4 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 19.0 年 → 2023年 32.1 年、+69.3 ％と大きく増加)
岩屋駅 4.0 万/坪(昨年同期比 -62.9 ％)
岩屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.0万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -62.9％( -6.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.3年(昨年 18.8年から +114.7 ％増)。平均土地面積は 363.0 坪 (昨年 56.0 坪から +548.6 ％増)。平均建物面積は 119.5 坪 (昨年 21.2 坪から +464.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 18.8 年 → 2023年 40.3 年、+114.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 15.0 分 → 2023年 21.5 分、+43.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示