【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期のJR唐津線 (久保田駅~西唐津駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.7万円/坪(15.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +29.3%( +11.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 25 件(1年前(2020年)に比べて +19.0%( +4件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 24.8年(昨年 29.6年から -16.3 %減)。平均土地面積は 79.4 坪 (昨年 97.9 坪から -18.8 %減)。平均建物面積は 35.2 坪 (昨年 40.4 坪から -13.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。唐津駅、西唐津駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは山本駅で昨年に比べ +223.9 %、坪単価は 14.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(山本駅)は +223.9 %(坪単価 +10.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(相知駅)は -97.1 %(坪単価 -42.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 29.6 年 → 2021年 24.8 年、-16.3 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 31.4 分 → 2021年 19.6 分、-37.6 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 21.1 % → 2021年 31.8 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 42.1 % → 2021年 18.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 26.3 % → 2021年 45.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった唐津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +52.5%( +35.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった相知駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.3万円/坪(0.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -97.1%( -42.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR唐津線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
久保田駅 | - | 27.3万/坪 (25.0年/63.5坪) | 76.0万/坪 (0年/66.6坪) |
小城駅 | 37.0万/坪 (28.3年/59.2坪) | 51.2万/坪 (21.8年/84.1坪) | 31.0万/坪 (13.0年/95.5坪) |
東多久駅 | - | - | - |
中多久駅 | 12.2万/坪 (38.0年/96.8坪) | - | - |
多久駅 | 10.5万/坪 (46.0年/99.8坪) | - | - |
厳木駅 | 17.0万/坪 (25.0年/160坪) | - | - |
岩屋駅 | 18.9万/坪 (30.0年/157坪) | - | - |
相知駅 | 1.3万/坪 (49.0年/157坪) | 43.2万/坪 (17.0年/99.8坪) | - |
本牟田部駅 | - | - | - |
山本駅 | 14.6万/坪 (33.5年/55.2坪) | 4.5万/坪 (48.0年/203坪) | 11.5万/坪 (31.0年/132坪) |
鬼塚駅 | - | 38.6万/坪 (40.0年/69.6坪) | 66.1万/坪 (0年/56.0坪) |
唐津駅 | 103万/坪 (1.5年/70.9坪) | 67.3万/坪 (26.5年/72.6坪) | 35.8万/坪 (24.8年/106坪) |
西唐津駅 | 31.0万/坪 (37.0年/61.3坪) | 20.2万/坪 (45.0年/117坪) | 23.7万/坪 (28.9年/140坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
山本駅 14.6 万/坪(昨年同期比 +223.9 %)
山本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.6万円/坪(4.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +223.9%( +10.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.5年(昨年 48.0年から -30.2 %減)。平均土地面積は 55.2 坪 (昨年 202.7 坪から -72.8 %減)。平均建物面積は 26.5 坪 (昨年 33.3 坪から -20.5 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 48.0 年 → 2021年 33.5 年、-30.2 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 60.0 分 → 2021年 27.5 分、-54.2 %と大きく減少)
相知駅 1.3 万/坪(昨年同期比 -97.1 %)
相知駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.3万円/坪(0.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -97.1%( -42.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 49.0年(昨年 17.0年から +188.2 %増)。平均土地面積は 157.3 坪 (昨年 99.8 坪から +57.6 %増)。平均建物面積は 118.0 坪 (昨年 39.3 坪から +200.0 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 17.0 年 → 2021年 49.0 年、+188.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 19.0 分 → 2021年 25.0 分、+31.6 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示