【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期の京阪京津線 (御陵駅~四宮駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.4万円/坪(27.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +63.3%( +35.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 32 件(1年前(2023年)に比べて +23.1%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.7年(昨年 36.1年から -28.6 %減)。平均土地面積は 28.5 坪 (昨年 37.1 坪から -23.0 %減)。平均建物面積は 25.0 坪 (昨年 40.3 坪から -37.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。御陵駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは四宮駅で昨年に比べ +126.3 %、坪単価は 112 万円/坪となった。
上位 1 駅(四宮駅)は +126.3 %(坪単価 +62.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(御陵駅)は +32.8 %(坪単価 +21.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 36.1 年 → 2024年 25.7 年、-28.6 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 32.1 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 17.9 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 26.9 % → 2024年 21.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 12.5 % → 2024年 10.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった四宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +126.3%( +62.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -53.8%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった御陵駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.2万円/坪(26.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +32.8%( +21.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(1年前(2023年)に比べて +83.3%( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
京阪京津線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
御陵駅 | 88.2万/坪 (22.7年/27.5坪) | 66.4万/坪 (33.0年/51.3坪) | 85.6万/坪 (26.6年/59.8坪) |
京阪山科駅 | - | - | - |
四宮駅 | 112万/坪 (29.0年/39.1坪) | 49.6万/坪 (37.9年/23.9坪) | 40.2万/坪 (30.5年/20.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
四宮駅 112.2 万/坪(昨年同期比 +126.3 %)
四宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +126.3%( +62.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -53.8%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.0年(昨年 37.9年から -23.3 %減)。平均土地面積は 39.1 坪 (昨年 23.9 坪から +63.8 %増)。平均建物面積は 26.5 坪 (昨年 30.1 坪から -12.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 37.9 年 → 2024年 29.0 年、-23.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 12.9 分 → 2024年 9.8 分、-23.9 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 % → 2024年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 30.8 % → 2024年 16.7 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 16.7 % → 2024年 16.7 %)
御陵駅 88.2 万/坪(昨年同期比 +32.8 %)
御陵駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.2万円/坪(26.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +32.8%( +21.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(1年前(2023年)に比べて +83.3%( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.7年(昨年 33.0年から -31.3 %減)。平均土地面積は 27.5 坪 (昨年 51.3 坪から -46.4 %減)。平均建物面積は 25.5 坪 (昨年 52.5 坪から -51.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 33.0 年 → 2024年 22.7 年、-31.3 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 54.5 % → 2024年 25.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 27.3 % → 2024年 20.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 10.5 分 → 2024年 12.8 分、+21.6 %と大きく増加)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 9.1 % → 2024年 5.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示