【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年7月〜9月期の京阪京津線 (御陵駅~四宮駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.4万円/坪(16.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -21.0%( -14.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 26 件(1年前(2022年)に比べて +8.3%( +2件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 36.1年(昨年 28.9年から +24.8 %増)。平均土地面積は 37.1 坪 (昨年 46.9 坪から -21.0 %減)。平均建物面積は 40.3 坪 (昨年 53.4 坪から -24.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。四宮駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは四宮駅で昨年に比べ +23.5 %、坪単価は 49.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(四宮駅)は +23.5 %(坪単価 +9.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(御陵駅)は -22.4 %(坪単価 -19.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 % → 2023年 26.9 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 28.9 年 → 2023年 36.1 年、+24.8 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 38.9 % → 2023年 50.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 27.8 % → 2023年 33.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった御陵駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.4万円/坪(20.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -22.4%( -19.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2022年)に比べて -25.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった四宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.6万円/坪(15.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +23.5%( +9.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2022年)に比べて +160.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
京阪京津線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
御陵駅 | 66.4万/坪 (33.0年/51.3坪) | 85.6万/坪 (26.6年/59.8坪) | 80.9万/坪 (22.0年/29.7坪) |
京阪山科駅 | - | - | - |
四宮駅 | 49.6万/坪 (37.9年/23.9坪) | 40.2万/坪 (30.5年/20.6坪) | 65.4万/坪 (34.3年/38.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
四宮駅 49.6 万/坪(昨年同期比 +23.5 %)
四宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.6万円/坪(15.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +23.5%( +9.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2022年)に比べて +160.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.9年(昨年 30.5年から +24.0 %増)。平均土地面積は 23.9 坪 (昨年 20.6 坪から +16.0 %増)。平均建物面積は 30.1 坪 (昨年 23.6 坪から +27.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 16.6 分 → 2023年 12.9 分、-22.2 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 16.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 30.5 年 → 2023年 37.9 年、+24.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 % → 2023年 66.7 %)
御陵駅 66.4 万/坪(昨年同期比 -22.4 %)
御陵駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.4万円/坪(20.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -22.4%( -19.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2022年)に比べて -25.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.0年(昨年 26.6年から +24.0 %増)。平均土地面積は 51.3 坪 (昨年 59.8 坪から -14.3 %減)。平均建物面積は 52.5 坪 (昨年 68.1 坪から -22.8 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 41.7 % → 2023年 27.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 26.6 年 → 2023年 33.0 年、+24.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 9.4 分 → 2023年 10.5 分、+12.0 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 16.7 % → 2023年 54.5 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 % → 2023年 9.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示