【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期の京阪京津線 (御陵駅～四宮駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.8万円/坪(21.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -1.4％( -1.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 25 件(１年前(2020年)に比べて +78.6％( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.7年(昨年 28.8年から -3.8 ％減)。平均土地面積は 32.3 坪 (昨年 60.4 坪から -46.5 ％減)。平均建物面積は 27.3 坪 (昨年 47.4 坪から -42.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。四宮駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは四宮駅で昨年に比べ +18.2 ％、坪単価は 85.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(四宮駅)は +18.2 ％(坪単価 +13.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(御陵駅)は -12.5 ％(坪単価 -10.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 18.2 ％ → 2021年 31.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 63.6 ％ → 2021年 27.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 18.2 ％ → 2021年 36.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった四宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.6万円/坪(25.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +18.2％( +13.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2020年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった御陵駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.4万円/坪(21.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -12.5％( -10.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 15 件(１年前(2020年)に比べて +114.3％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 京阪京津線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 御陵駅 | 72.4万/坪 (25.2年/31.5坪) | 82.7万/坪 (22.8年/40.4坪) | 45.7万/坪 (37.5年/35.1坪) |
| 京阪山科駅 | - | - | - |
| 四宮駅 | 85.6万/坪 (27.5年/31.5坪) | 72.4万/坪 (33.0年/102坪) | 110万/坪 (9.0年/39.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
四宮駅 85.6 万/坪(昨年同期比 +18.2 ％)
四宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.6万円/坪(25.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +18.2％( +13.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2020年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 33.0年から -16.7 ％減)。平均土地面積は 31.5 坪 (昨年 101.9 坪から -69.1 ％減)。平均建物面積は 26.0 坪 (昨年 71.4 坪から -63.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 33.0 年 → 2021年 27.5 年、-16.7 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 11.4 分 → 2021年 9.5 分、-16.7 ％と減少)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 ％ → 2021年 50.0 ％)
御陵駅 72.4 万/坪(昨年同期比 -12.5 ％)
御陵駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.4万円/坪(21.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -12.5％( -10.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 15 件(１年前(2020年)に比べて +114.3％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.2年(昨年 22.8年から +10.4 ％増)。平均土地面積は 31.5 坪 (昨年 40.4 坪から -22.1 ％減)。平均建物面積は 24.8 坪 (昨年 34.3 坪から -27.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 ％ → 2021年 20.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 22.8 年 → 2021年 25.2 年、+10.4 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 ％ → 2021年 25.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示