【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年4月〜6月期のJR中央本線 (信濃境駅～田立駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.4万円/坪(2.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +28.5％( +1.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 114 件(１年前(2023年)に比べて +25.3％( +23件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 135.3 坪 (昨年 142.2 坪から -4.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。富士見駅、茅野駅、岡谷駅、塩尻駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは信濃境駅で昨年に比べ +162.9 ％、坪単価は 2.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(信濃境駅、茅野駅)は +127.4 ％(坪単価 +2.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(みどり湖駅、下諏訪駅)は -42.7 ％(坪単価 -2.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 45.3 分 → 2024年 32.8 分、-27.4 ％と大きく減少)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった塩尻駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.9万円/坪(4.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +34.0％( +3.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2023年)に比べて +128.6％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった木曽福島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.3万円/坪(0.10万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +8.2％( +0.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR中央本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 信濃境駅 | 2.4万/坪 (193坪) | 0.9万/坪 (275坪) | 2.5万/坪 (262坪) |
| 富士見駅 | 6.1万/坪 (58.5坪) | 3.6万/坪 (105坪) | 2.3万/坪 (221坪) |
| すずらんの里駅 | 0.4万/坪 (439坪) | - | - |
| 青柳駅 | 2.3万/坪 (272坪) | - | 3.0万/坪 (303坪) |
| 茅野駅 | 8.0万/坪 (120坪) | 4.2万/坪 (216坪) | 5.6万/坪 (231坪) |
| 上諏訪駅 | 11.6万/坪 (134坪) | 9.8万/坪 (99.2坪) | 10.1万/坪 (111坪) |
| 下諏訪駅 | 10.3万/坪 (119坪) | 10.2万/坪 (89.0坪) | 8.4万/坪 (144坪) |
| 岡谷駅 | 10.7万/坪 (81.8坪) | 8.5万/坪 (90.4坪) | 11.3万/坪 (74.7坪) |
| みどり湖駅 | 0.9万/坪 (80.2坪) | 6.3万/坪 (154坪) | 12.1万/坪 (90.8坪) |
| 塩尻駅 | 13.9万/坪 (156坪) | 10.3万/坪 (70.5坪) | 13.4万/坪 (87.0坪) |
| 洗馬駅 | - | 1.4万/坪 (145坪) | 4.3万/坪 (93.8坪) |
| 日出塩駅 | - | - | - |
| 贄川駅 | - | - | - |
| 木曽平沢駅 | - | 0.4万/坪 (37.8坪) | 1.3万/坪 (112坪) |
| 奈良井駅 | - | - | - |
| 藪原駅 | 1.1万/坪 (19.7坪) | - | 0.10万/坪 (51.4坪) |
| 宮ノ越駅 | - | - | 3.1万/坪 (424坪) |
| 原野駅 | - | 0.5万/坪 (303坪) | 3.6万/坪 (19.7坪) |
| 木曽福島駅 | 0.3万/坪 (210坪) | 0.3万/坪 (333坪) | 6.4万/坪 (93.8坪) |
| 上松駅 | - | - | - |
| 倉本駅 | - | - | - |
| 須原駅 | - | 1.8万/坪 (60.5坪) | - |
| 大桑駅 | - | - | - |
| 野尻駅 | 2.9万/坪 (69.6坪) | - | 0.8万/坪 (160坪) |
| 十二兼駅 | - | - | - |
| 南木曽駅 | - | - | 0.9万/坪 (87.7坪) |
| 田立駅 | 1.9万/坪 (242坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
信濃境駅 2.4 万/坪(昨年同期比 +162.9 ％)
信濃境駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.4万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +162.9％( +1.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて +600.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 192.7 坪 (昨年 275.3 坪から -30.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 60.0 分 → 2024年 26.1 分、-56.4 ％と大きく減少)
茅野駅 8.0 万/坪(昨年同期比 +91.8 ％)
茅野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.0万円/坪(2.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +91.8％( +3.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 30 件(１年前(2023年)に比べて +3.4％( +1件/坪)と小幅に増加しています。)。
平均土地面積は 119.8 坪 (昨年 215.6 坪から -44.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 71.7 分 → 2024年 45.5 分、-36.5 ％と大きく減少)
みどり湖駅 0.9 万/坪(昨年同期比 -86.2 ％)
みどり湖駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.9万円/坪(0.26万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -86.2％( -5.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 80.2 坪 (昨年 153.5 坪から -47.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 32.2 分 → 2024年 28.2 分、-12.6 ％と減少)
下諏訪駅 10.3 万/坪(昨年同期比 +0.9 ％)
下諏訪駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.3万円/坪(3.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +0.9％( +0.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて +42.9％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 119.0 坪 (昨年 89.0 坪から +33.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 29.0 分 → 2024年 20.3 分、-30.0 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示