【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年4月〜6月期のしなの鉄道線 (軽井沢駅~篠ノ井駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.3万円/坪(5.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +141.5%( +10.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 183 件(1年前(2022年)に比べて -7.6%( -15件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 132.1 坪 (昨年 179.5 坪から -26.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。上田駅、戸倉駅、千曲駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは軽井沢駅で昨年に比べ +558.1 %、坪単価は 151 万円/坪となった。
上位 2 駅(軽井沢駅、信濃国分寺駅)は +355.2 %(坪単価 +68.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西上田駅、テクノさかき駅)は -79.6 %(坪単価 -12.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 1.5 % → 2023年 2.7 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった軽井沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 151万円/坪(45.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +558.1%( +128.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西上田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.23万円/坪(0.07万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -99.0%( -23.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
しなの鉄道線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
軽井沢駅 | 151万/坪 (165坪) | 23.0万/坪 (179坪) | 11.9万/坪 (301坪) |
中軽井沢駅 | 10.1万/坪 (230坪) | 10.0万/坪 (258坪) | 8.9万/坪 (194坪) |
信濃追分駅 | 9.5万/坪 (210坪) | 8.6万/坪 (209坪) | 5.2万/坪 (262坪) |
御代田駅 | 5.7万/坪 (139坪) | 5.2万/坪 (137坪) | 4.0万/坪 (142坪) |
平原駅 | 1.2万/坪 (176坪) | 2.3万/坪 (218坪) | 2.0万/坪 (166坪) |
小諸駅 | 1.3万/坪 (72.2坪) | 2.9万/坪 (178坪) | 1.8万/坪 (181坪) |
滋野駅 | 2.0万/坪 (106坪) | 1.9万/坪 (102坪) | 2.0万/坪 (484坪) |
田中駅 | 9.6万/坪 (63.5坪) | 4.0万/坪 (141坪) | 5.8万/坪 (149坪) |
大屋駅 | 5.4万/坪 (122坪) | 2.4万/坪 (215坪) | 3.9万/坪 (75.4坪) |
信濃国分寺駅 | 15.4万/坪 (59.0坪) | 6.1万/坪 (208坪) | 14.0万/坪 (125坪) |
上田駅 | 11.9万/坪 (81.3坪) | 8.0万/坪 (150坪) | 6.0万/坪 (139坪) |
西上田駅 | 0.23万/坪 (133坪) | 23.6万/坪 (66.6坪) | 3.3万/坪 (52.2坪) |
テクノさかき駅 | 1.6万/坪 (254坪) | 3.9万/坪 (237坪) | 6.0万/坪 (84.7坪) |
坂城駅 | 4.5万/坪 (79.4坪) | - | 6.1万/坪 (83.2坪) |
戸倉駅 | 6.4万/坪 (82.5坪) | 3.9万/坪 (74.1坪) | 4.7万/坪 (109坪) |
千曲駅 | 11.0万/坪 (115坪) | 5.7万/坪 (284坪) | 6.4万/坪 (126坪) |
屋代駅 | 3.8万/坪 (94.5坪) | 6.2万/坪 (133坪) | 7.6万/坪 (110坪) |
屋代高校前駅 | 5.4万/坪 (124坪) | 8.4万/坪 (102坪) | 6.1万/坪 (81.7坪) |
篠ノ井駅 | 11.8万/坪 (137坪) | 11.9万/坪 (78.2坪) | 12.0万/坪 (111坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
軽井沢駅 151.2 万/坪(昨年同期比 +558.1 %)
軽井沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 151万円/坪(45.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +558.1%( +128.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 165.0 坪 (昨年 179.4 坪から -8.0 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 34.8 分 → 2023年 40.5 分、+16.3 %と増加)
信濃国分寺駅 15.4 万/坪(昨年同期比 +152.4 %)
信濃国分寺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.4万円/坪(4.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +152.4%( +9.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 207.7 坪から -71.6 %減)。
西上田駅 0.2 万/坪(昨年同期比 -99.0 %)
西上田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.23万円/坪(0.07万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -99.0%( -23.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 133.1 坪 (昨年 66.6 坪から +100.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 25.5 分 → 2023年 20.0 分、-21.6 %と大きく減少)
テクノさかき駅 1.6 万/坪(昨年同期比 -60.1 %)
テクノさかき駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.6万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -60.1%( -2.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 254.1 坪 (昨年 236.7 坪から +7.3 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 16.3 分 → 2023年 25.0 分、+53.1 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示