【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期の東武桐生線 (太田駅～赤城駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.6万円/坪(3.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +79.2％( +4.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 43 件(１年前(2021年)に比べて -62.9％( -73件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 135.0 坪 (昨年 204.3 坪から -33.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。太田駅、藪塚駅、相老駅、赤城駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは三枚橋駅で昨年に比べ +147.8 ％、坪単価は 7.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(三枚橋駅、相老駅)は +112.8 ％(坪単価 +4.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(阿左美駅、新桐生駅)は -37.5 ％(坪単価 -2.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 28.4 分 → 2022年 22.1 分、-22.1 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.9 ％ → 2022年 2.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった太田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.9万円/坪(4.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +72.9％( +6.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2021年)に比べて -45.8％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった阿左美駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.9万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -61.4％( -4.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東武桐生線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 太田駅 | 15.9万/坪 (141坪) | 9.2万/坪 (167坪) | 9.7万/坪 (208坪) |
| 三枚橋駅 | 7.6万/坪 (128坪) | 3.1万/坪 (319坪) | 7.1万/坪 (89.2坪) |
| 治良門橋駅 | - | 4.2万/坪 (170坪) | 2.0万/坪 (126坪) |
| 藪塚駅 | 10.9万/坪 (124坪) | 7.0万/坪 (104坪) | 7.0万/坪 (125坪) |
| 阿左美駅 | 2.9万/坪 (182坪) | 7.6万/坪 (109坪) | 3.6万/坪 (277坪) |
| 新桐生駅 | 4.5万/坪 (213坪) | 5.2万/坪 (188坪) | 11.8万/坪 (74.9坪) |
| 相老駅 | 9.9万/坪 (106坪) | 5.6万/坪 (151坪) | 7.8万/坪 (78.7坪) |
| 赤城駅 | 8.0万/坪 (105坪) | 6.0万/坪 (71.1坪) | 4.8万/坪 (133坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
三枚橋駅 7.6 万/坪(昨年同期比 +147.8 ％)
三枚橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.6万円/坪(2.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +147.8％( +4.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて -86.9％( -53件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 128.0 坪 (昨年 319.5 坪から -59.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 29.8 分 → 2022年 19.4 分、-35.0 ％と大きく減少)
相老駅 9.9 万/坪(昨年同期比 +77.8 ％)
相老駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.9万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +77.8％( +4.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて +60.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 105.6 坪 (昨年 151.3 坪から -30.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 14.8 分 → 2022年 23.0 分、+55.4 ％と大きく増加)
阿左美駅 2.9 万/坪(昨年同期比 -61.4 ％)
阿左美駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.9万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -61.4％( -4.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 182.3 坪 (昨年 109.4 坪から +66.6 ％増)。
新桐生駅 4.5 万/坪(昨年同期比 -13.5 ％)
新桐生駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.5万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -13.5％( -0.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 213.3 坪 (昨年 187.9 坪から +13.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 36.2 分 → 2022年 29.3 分、-19.0 ％と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示