【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜3月期のJR筑豊本線 (若松駅～原田駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.4万円/坪(2.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -4.3％( -0.4万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 61 件(１年前(2023年)に比べて -9.0％( -6件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 125.4 坪 (昨年 131.3 坪から -4.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。勝野駅、桂川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは筑前垣生駅で昨年に比べ +4746.2 ％、坪単価は 6.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(筑前垣生駅、筑前植木駅)は +2652.4 ％(坪単価 +4.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(本城駅、二島駅)は -74.6 ％(坪単価 -15.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 32.1 分 → 2024年 28.6 分、-10.9 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.0 ％ → 2024年 4.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった折尾駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.7万円/坪(6.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -2.2％( -0.5万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて +12.5％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった桂川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.6万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +69.3％( +0.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR筑豊本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 若松駅 | 15.5万/坪 (152坪) | 15.7万/坪 (122坪) | 11.3万/坪 (103坪) |
| 藤ノ木駅 | - | 14.3万/坪 (90.8坪) | 13.8万/坪 (63.5坪) |
| 奥洞海駅 | - | 12.4万/坪 (24.2坪) | 20.8万/坪 (52.9坪) |
| 二島駅 | 9.4万/坪 (363坪) | 24.0万/坪 (66.6坪) | - |
| 本城駅 | 2.2万/坪 (139坪) | 18.1万/坪 (157坪) | 13.3万/坪 (283坪) |
| 折尾駅 | 21.7万/坪 (101坪) | 22.2万/坪 (111坪) | 14.4万/坪 (79.5坪) |
| 東水巻駅 | - | 5.9万/坪 (93.8坪) | - |
| 中間駅 | 4.8万/坪 (87.0坪) | 6.8万/坪 (251坪) | - |
| 筑前垣生駅 | 6.1万/坪 (150坪) | 0.13万/坪 (239坪) | 10.8万/坪 (177坪) |
| 鞍手駅 | - | 6.8万/坪 (51.4坪) | 11.0万/坪 (90.8坪) |
| 筑前植木駅 | 3.5万/坪 (196坪) | 0.5万/坪 (31.8坪) | 2.4万/坪 (229坪) |
| 新入駅 | 5.2万/坪 (154坪) | - | 4.5万/坪 (108坪) |
| 直方駅 | 8.3万/坪 (75.6坪) | 4.1万/坪 (162坪) | 5.9万/坪 (153坪) |
| 勝野駅 | 4.0万/坪 (51.1坪) | 2.2万/坪 (147坪) | 2.9万/坪 (154坪) |
| 小竹駅 | 4.2万/坪 (67.3坪) | 1.6万/坪 (90.1坪) | 7.6万/坪 (145坪) |
| 鯰田駅 | 7.9万/坪 (228坪) | 2.9万/坪 (123坪) | 4.6万/坪 (72.6坪) |
| 浦田駅 | - | 7.5万/坪 (58.0坪) | 6.4万/坪 (39.3坪) |
| 新飯塚駅 | 8.4万/坪 (145坪) | 7.0万/坪 (235坪) | 9.8万/坪 (134坪) |
| 飯塚駅 | 10.9万/坪 (248坪) | 21.9万/坪 (164坪) | 8.6万/坪 (91.1坪) |
| 天道駅 | 6.6万/坪 (55.2坪) | 2.9万/坪 (545坪) | 2.6万/坪 (424坪) |
| 桂川駅 | 1.6万/坪 (45.4坪) | 0.9万/坪 (60.2坪) | 2.7万/坪 (75.0坪) |
| 上穂波駅 | - | - | - |
| 筑前内野駅 | - | - | - |
| 筑前山家駅 | 7.8万/坪 (33.3坪) | 10.9万/坪 (154坪) | 4.8万/坪 (335坪) |
| 原田駅 | - | - | 45.9万/坪 (78.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
筑前垣生駅 6.1 万/坪(昨年同期比 +4746.2 ％)
筑前垣生駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.1万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +4746.2％( +6.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 149.7 坪 (昨年 239.0 坪から -37.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 20.0 分 → 2024年 14.7 分、-26.7 ％と大きく減少)
筑前植木駅 3.5 万/坪(昨年同期比 +558.7 ％)
筑前植木駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.5万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +558.7％( +3.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 195.9 坪 (昨年 31.8 坪から +516.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.0 分 → 2024年 32.5 分、+261.1 ％と大きく増加)
本城駅 2.2 万/坪(昨年同期比 -88.1 ％)
本城駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.2万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -88.1％( -15.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 139.2 坪 (昨年 157.3 坪から -11.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 19.0 分 → 2024年 29.0 分、+52.6 ％と大きく増加)
二島駅 9.4 万/坪(昨年同期比 -61.0 ％)
二島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.4万円/坪(2.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -61.0％( -14.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 363.0 坪 (昨年 66.6 坪から +445.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 30.0 分 → 2024年 15.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示