【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2020年1月〜12月期のJR日豊本線 (小倉駅～吉富駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.6万円/坪(3.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +4.1％( +0.5万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 352 件(１年前(2019年)に比べて +16.6％( +50件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 133.6 坪 (昨年 139.7 坪から -4.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 13 駅。ほとんどの駅において下落した。南行橋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは三毛門駅で昨年に比べ +213.4 ％、坪単価は 2.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(三毛門駅、朽網駅)は +174.8 ％(坪単価 +3.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新田原駅、吉富駅)は -51.9 ％(坪単価 -2.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 3.3 ％ → 2020年 6.8 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 2.6 ％ → 2020年 0.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった小倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.0万円/坪(8.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -9.8％( -2.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 51 件(１年前(2019年)に比べて +75.9％( +22件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新田原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.1万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -70.8％( -2.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2019年)に比べて -11.1％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
| JR日豊本線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小倉駅 | 27.0万/坪 (86.6坪) | 30.0万/坪 (85.2坪) | 49.2万/坪 (85.6坪) |
| 西小倉駅 | 19.8万/坪 (136坪) | 28.8万/坪 (69.6坪) | 29.6万/坪 (116坪) |
| 南小倉駅 | 23.0万/坪 (100.0坪) | 20.2万/坪 (136坪) | 23.3万/坪 (90.2坪) |
| 城野駅 | 20.0万/坪 (75.0坪) | 22.8万/坪 (71.8坪) | 20.8万/坪 (91.1坪) |
| 安部山公園駅 | 16.3万/坪 (106坪) | 17.2万/坪 (96.4坪) | 12.3万/坪 (126坪) |
| 下曽根駅 | 13.6万/坪 (143坪) | 15.0万/坪 (151坪) | 11.6万/坪 (206坪) |
| 朽網駅 | 7.6万/坪 (157坪) | 3.2万/坪 (175坪) | 12.2万/坪 (179坪) |
| 苅田駅 | 9.6万/坪 (133坪) | 10.2万/坪 (115坪) | 11.8万/坪 (186坪) |
| 小波瀬西工大前駅 | 6.5万/坪 (157坪) | 8.7万/坪 (257坪) | 6.5万/坪 (211坪) |
| 行橋駅 | 5.9万/坪 (187坪) | 6.0万/坪 (151坪) | 7.0万/坪 (182坪) |
| 南行橋駅 | 8.1万/坪 (153坪) | 5.4万/坪 (102坪) | 8.5万/坪 (93.0坪) |
| 新田原駅 | 1.1万/坪 (209坪) | 3.7万/坪 (270坪) | 2.1万/坪 (185坪) |
| 築城駅 | 2.1万/坪 (113坪) | 1.9万/坪 (142坪) | 2.3万/坪 (160坪) |
| 椎田駅 | 4.5万/坪 (112坪) | 5.3万/坪 (126坪) | 4.6万/坪 (136坪) |
| 豊前松江駅 | 1.7万/坪 (145坪) | 2.0万/坪 (106坪) | 1.1万/坪 (175坪) |
| 宇島駅 | 3.5万/坪 (131坪) | 3.9万/坪 (116坪) | 3.9万/坪 (131坪) |
| 三毛門駅 | 2.3万/坪 (275坪) | 0.7万/坪 (139坪) | 2.9万/坪 (96.3坪) |
| 吉富駅 | 2.6万/坪 (155坪) | 3.9万/坪 (116坪) | 3.9万/坪 (169坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
三毛門駅 2.3 万/坪(昨年同期比 +213.4 ％)
三毛門駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +213.4％( +1.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 274.8 坪 (昨年 139.2 坪から +97.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 30.0 分 → 2020年 22.0 分、-26.7 ％と大きく減少)
朽網駅 7.6 万/坪(昨年同期比 +136.2 ％)
朽網駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.6万円/坪(2.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +136.2％( +4.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 157.3 坪 (昨年 175.5 坪から -10.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 21.7 分 → 2020年 45.0 分、+107.2 ％と大きく増加)
新田原駅 1.1 万/坪(昨年同期比 -70.8 ％)
新田原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.1万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -70.8％( -2.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2019年)に比べて -11.1％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 209.4 坪 (昨年 270.4 坪から -22.6 ％減)。
吉富駅 2.6 万/坪(昨年同期比 -33.0 ％)
吉富駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.6万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -33.0％( -1.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 154.8 坪 (昨年 116.5 坪から +32.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 7.0 分 → 2020年 27.0 分、+285.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示