【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年10月〜12月期の東武日光線 (藤岡駅～東武日光駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.7万円/坪(1.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -4.8％( -0.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 56 件(１年前(2022年)に比べて -24.3％( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 88.6 坪 (昨年 117.0 坪から -24.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。藤岡駅、合戦場駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは下小代駅で昨年に比べ +383.0 ％、坪単価は 3.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(下小代駅、下今市駅)は +358.6 ％(坪単価 +3.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(北鹿沼駅、板荷駅)は -48.3 ％(坪単価 -2.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 1.4 ％ → 2023年 3.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新鹿沼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.1万円/坪(3.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +11.3％( +1.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -57.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった板荷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.3万円/坪(0.10万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -42.2％( -0.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 東武日光線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 藤岡駅 | 3.8万/坪 (61.0坪) | 2.8万/坪 (91.4坪) | 0.6万/坪 (226坪) |
| 静和駅 | 5.5万/坪 (106坪) | 5.2万/坪 (303坪) | 5.6万/坪 (60.1坪) |
| 新大平下駅 | - | 6.1万/坪 (105坪) | 1.9万/坪 (155坪) |
| 栃木駅 | 6.9万/坪 (75.8坪) | 9.0万/坪 (172坪) | 8.3万/坪 (116坪) |
| 新栃木駅 | 7.5万/坪 (133坪) | 9.3万/坪 (138坪) | 2.9万/坪 (292坪) |
| 合戦場駅 | 5.0万/坪 (127坪) | 3.1万/坪 (97.3坪) | 1.8万/坪 (312坪) |
| 家中駅 | 4.6万/坪 (87.7坪) | - | 5.0万/坪 (133坪) |
| 東武金崎駅 | - | - | 4.9万/坪 (109坪) |
| 楡木駅 | 5.0万/坪 (30.3坪) | 4.7万/坪 (13.6坪) | 4.0万/坪 (54.9坪) |
| 樅山駅 | 4.4万/坪 (38.0坪) | 4.2万/坪 (99.5坪) | 3.6万/坪 (131坪) |
| 新鹿沼駅 | 11.1万/坪 (47.9坪) | 10.0万/坪 (76.4坪) | 5.5万/坪 (78.9坪) |
| 北鹿沼駅 | 4.4万/坪 (147坪) | 9.7万/坪 (84.7坪) | 1.3万/坪 (15.1坪) |
| 板荷駅 | 0.3万/坪 (245坪) | 0.6万/坪 (27.2坪) | - |
| 下小代駅 | 3.1万/坪 (15.1坪) | 0.6万/坪 (98.3坪) | 0.7万/坪 (121坪) |
| 明神駅 | 3.6万/坪 (169坪) | - | - |
| 下今市駅 | 6.5万/坪 (123坪) | 1.5万/坪 (131坪) | 2.4万/坪 (117坪) |
| 上今市駅 | - | - | 2.5万/坪 (69.6坪) |
| 東武日光駅 | 5.2万/坪 (103坪) | 6.6万/坪 (126坪) | 4.5万/坪 (116坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
下小代駅 3.1 万/坪(昨年同期比 +383.0 ％)
下小代駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.1万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +383.0％( +2.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 15.1 坪 (昨年 98.3 坪から -84.6 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 16.5 分 → 2023年 30.0 分、+81.8 ％と大きく増加)
下今市駅 6.5 万/坪(昨年同期比 +334.2 ％)
下今市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.5万円/坪(2.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +334.2％( +5.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 122.5 坪 (昨年 131.3 坪から -6.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 50.0 分 → 2023年 16.5 分、-67.0 ％と大きく減少)
北鹿沼駅 4.4 万/坪(昨年同期比 -54.3 ％)
北鹿沼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.4万円/坪(1.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -54.3％( -5.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 146.7 坪 (昨年 84.7 坪から +73.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 12.0 分 → 2023年 22.7 分、+88.9 ％と大きく増加)
板荷駅 0.3 万/坪(昨年同期比 -42.2 ％)
板荷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.3万円/坪(0.10万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -42.2％( -0.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 245.0 坪 (昨年 27.2 坪から +800.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 90.0 分 → 2023年 28.0 分、-68.9 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示