【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜3月期の東急東横線 (渋谷駅~多摩川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 544万円/坪(165万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +45.9%( +171.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2022年)に比べて -32.0%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 56.6 坪 (昨年 47.7 坪から +18.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。中目黒駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは中目黒駅で昨年に比べ +50.4 %、坪単価は 735 万円/坪となった。
上位 2 駅(中目黒駅、祐天寺駅)は +32.8 %(坪単価 +147.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(田園調布駅、学芸大学駅)は +1.4 %(坪単価 +5.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 12.0 % → 2023年 17.6 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 9.8 分 → 2023年 14.5 分、+47.7 %と大きく増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった中目黒駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 735万円/坪(222万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +50.4%( +246.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった田園調布駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 300万円/坪(90.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -5.1%( -16.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
東急東横線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
渋谷駅 | 2,893万/坪 (121坪) | - | 475万/坪 (21.9坪) |
代官山駅 | - | - | 793万/坪 (151坪) |
中目黒駅 | 735万/坪 (27.2坪) | 489万/坪 (25.0坪) | 405万/坪 (18.2坪) |
祐天寺駅 | 367万/坪 (16.6坪) | 318万/坪 (25.3坪) | 295万/坪 (28.9坪) |
学芸大学駅 | 366万/坪 (35.4坪) | 340万/坪 (76.6坪) | 306万/坪 (30.8坪) |
都立大学駅 | 364万/坪 (49.9坪) | 323万/坪 (28.7坪) | 266万/坪 (50.4坪) |
自由が丘駅 | 699万/坪 (78.7坪) | 619万/坪 (40.8坪) | 340万/坪 (24.2坪) |
田園調布駅 | 300万/坪 (107坪) | 316万/坪 (48.4坪) | 178万/坪 (32.3坪) |
多摩川駅 | - | 268万/坪 (63.5坪) | 242万/坪 (43.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
中目黒駅 734.6 万/坪(昨年同期比 +50.4 %)
中目黒駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 735万円/坪(222万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +50.4%( +246.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 25.0 坪から +9.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 8.5 分 → 2023年 5.0 分、-41.2 %と大きく減少)
祐天寺駅 366.6 万/坪(昨年同期比 +15.3 %)
祐天寺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 367万円/坪(111万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +15.3%( +48.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 16.6 坪 (昨年 25.3 坪から -34.3 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 10.5 分 → 2023年 90.0 分、+757.1 %と大きく増加)
田園調布駅 299.6 万/坪(昨年同期比 -5.1 %)
田園調布駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 300万円/坪(90.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -5.1%( -16.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 106.9 坪 (昨年 48.4 坪から +120.8 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 9.3 分 → 2023年 10.3 分、+10.7 %と増加)
学芸大学駅 366.3 万/坪(昨年同期比 +7.9 %)
学芸大学駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 366万円/坪(111万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +7.9%( +26.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2022年)に比べて +16.7%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 35.4 坪 (昨年 76.6 坪から -53.8 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 10.0 分 → 2023年 12.4 分、+24.3 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示