【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年10月〜12月期の名古屋市名港線 (名古屋港駅~金山駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.6万円/坪(20.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +29.2%( +15.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2021年)に比べて -42.9%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 63.3 坪 (昨年 100.6 坪から -37.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。日比野駅、金山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは日比野駅で昨年に比べ +82.2 %、坪単価は 56.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(日比野駅)は +82.2 %(坪単価 +25.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(六番町駅)は -14.6 %(坪単価 -7.9 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 23.8 % → 2022年 16.7 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった金山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 176万円/坪(53.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +24.3%( +34.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった築地口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.8万円/坪(11.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -13.0%( -5.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
名古屋市名港線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
名古屋港駅 | - | - | 42.2万/坪 (54.5坪) |
築地口駅 | 37.8万/坪 (55.2坪) | 43.5万/坪 (132坪) | 44.7万/坪 (47.6坪) |
港区役所駅 | - | - | - |
東海通駅 | 72.2万/坪 (49.5坪) | 62.0万/坪 (51.0坪) | 47.6万/坪 (37.8坪) |
六番町駅 | 46.0万/坪 (69.6坪) | 53.9万/坪 (38.6坪) | 50.8万/坪 (59.7坪) |
日比野駅 | 56.1万/坪 (99.8坪) | 30.8万/坪 (139坪) | 26.8万/坪 (87.5坪) |
金山駅 | 176万/坪 (18.2坪) | 142万/坪 (34.8坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
日比野駅 56.1 万/坪(昨年同期比 +82.2 %)
日比野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.1万円/坪(17.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +82.2%( +25.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -57.1%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 99.8 坪 (昨年 138.7 坪から -28.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 12.7 分 → 2022年 8.7 分、-31.8 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.3 % → 2022年 33.3 %)
六番町駅 46.0 万/坪(昨年同期比 -14.6 %)
六番町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.0万円/坪(13.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -14.6%( -7.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 38.6 坪から +80.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 9.0 分 → 2022年 6.0 分、-33.3 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示