【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期の仙台市南北線 (泉中央駅~富沢駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.5万円/坪(11.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +41.1%( +11.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 92 件(1年前(2021年)に比べて -22.7%( -27件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 92.9 坪 (昨年 112.5 坪から -17.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。黒松駅、河原町駅、長町南駅、富沢駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは仙台駅で昨年に比べ +266.6 %、坪単価は 136 万円/坪となった。
上位 2 駅(仙台駅、河原町駅)は +162.6 %(坪単価 +56.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(北四番丁駅、愛宕橋駅)は -40.3 %(坪単価 -35.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 49.6 分 → 2022年 38.8 分、-21.9 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.5 % → 2022年 5.4 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった仙台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 136万円/坪(41.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +266.6%( +98.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて -22.2%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった泉中央駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.0万円/坪(5.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +17.9%( +2.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 29 件(1年前(2021年)に比べて -14.7%( -5件/坪)と不調に推移しています。)。
仙台市南北線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
泉中央駅 | 18.0万/坪 (130坪) | 15.3万/坪 (157坪) | 22.1万/坪 (128坪) |
八乙女駅 | - | 16.9万/坪 (81.5坪) | 23.9万/坪 (67.6坪) |
黒松駅 | 45.8万/坪 (59.7坪) | 30.2万/坪 (103坪) | 29.9万/坪 (81.7坪) |
旭ケ丘駅 | 33.7万/坪 (87.7坪) | 31.0万/坪 (126坪) | 28.7万/坪 (58.0坪) |
台原駅 | 43.4万/坪 (51.4坪) | 36.6万/坪 (82.3坪) | 32.9万/坪 (77.9坪) |
北仙台駅 | 33.2万/坪 (76.1坪) | 30.4万/坪 (70.1坪) | 46.6万/坪 (62.7坪) |
北四番丁駅 | 39.4万/坪 (41.8坪) | 105万/坪 (62.4坪) | 104万/坪 (84.7坪) |
勾当台公園駅 | - | - | - |
広瀬通駅 | - | - | - |
仙台駅 | 136万/坪 (79.9坪) | 37.0万/坪 (121坪) | 142万/坪 (84.4坪) |
五橋駅 | - | - | 57.0万/坪 (87.7坪) |
愛宕橋駅 | 27.1万/坪 (119坪) | 33.0万/坪 (74.5坪) | 2.9万/坪 (103坪) |
河原町駅 | 40.6万/坪 (88.4坪) | 25.6万/坪 (83.2坪) | 36.4万/坪 (67.7坪) |
長町一丁目駅 | 49.1万/坪 (49.9坪) | - | 40.9万/坪 (63.5坪) |
長町駅 | 28.3万/坪 (86.2坪) | 31.7万/坪 (82.2坪) | 48.4万/坪 (55.6坪) |
長町南駅 | 31.0万/坪 (73.4坪) | 21.6万/坪 (93.7坪) | 28.3万/坪 (72.4坪) |
富沢駅 | 57.0万/坪 (61.7坪) | 39.2万/坪 (128坪) | 52.3万/坪 (96.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
仙台駅 135.5 万/坪(昨年同期比 +266.6 %)
仙台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 136万円/坪(41.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +266.6%( +98.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて -22.2%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 79.9 坪 (昨年 121.4 坪から -34.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 83.9 分 → 2022年 41.9 分、-50.1 %と大きく減少)
河原町駅 40.6 万/坪(昨年同期比 +58.6 %)
河原町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.6万円/坪(12.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +58.6%( +15.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて +250.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 88.4 坪 (昨年 83.2 坪から +6.2 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 25.5 分 → 2022年 18.0 分、-29.4 %と大きく減少)
北四番丁駅 39.4 万/坪(昨年同期比 -62.6 %)
北四番丁駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.4万円/坪(11.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -62.6%( -65.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 41.8 坪 (昨年 62.4 坪から -32.9 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 13.8 分 → 2022年 19.3 分、+40.6 %と大きく増加)
愛宕橋駅 27.1 万/坪(昨年同期比 -18.0 %)
愛宕橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.1万円/坪(8.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -18.0%( -5.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 119.5 坪 (昨年 74.5 坪から +60.4 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 15.8 分 → 2022年 24.2 分、+54.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示