【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜12月期の近鉄田原本線 (大輪田駅~西田原本駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.0万円/坪(4.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +34.9%( +4.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 38 件(1年前(2022年)に比べて -5.0%( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 102.9 坪 (昨年 135.0 坪から -23.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。大輪田駅、箸尾駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは池部駅で昨年に比べ +138.2 %、坪単価は 21.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(池部駅、佐味田川駅)は +134.7 %(坪単価 +12.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(黒田駅、但馬駅)は -11.8 %(坪単価 -1.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 5.0 % → 2023年 5.3 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大輪田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.8万円/坪(8.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +17.0%( +3.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて -14.3%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった但馬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.9万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -6.1%( -0.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
近鉄田原本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大輪田駅 | 26.8万/坪 (79.2坪) | 22.9万/坪 (90.1坪) | 20.5万/坪 (81.3坪) |
佐味田川駅 | 22.0万/坪 (68.7坪) | 9.5万/坪 (124坪) | 16.8万/坪 (69.6坪) |
池部駅 | 21.2万/坪 (84.2坪) | 8.9万/坪 (164坪) | 15.2万/坪 (49.9坪) |
箸尾駅 | 11.5万/坪 (115坪) | 10.3万/坪 (165坪) | 8.0万/坪 (216坪) |
但馬駅 | 5.9万/坪 (108坪) | 6.3万/坪 (78.7坪) | 13.4万/坪 (107坪) |
黒田駅 | 13.2万/坪 (178坪) | 16.0万/坪 (93.8坪) | 8.0万/坪 (207坪) |
西田原本駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
池部駅 21.2 万/坪(昨年同期比 +138.2 %)
池部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.2万円/坪(6.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +138.2%( +12.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 84.2 坪 (昨年 164.4 坪から -48.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 13.0 分 → 2023年 7.0 分、-46.2 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 16.7 % → 2023年 33.3 %)
佐味田川駅 22.0 万/坪(昨年同期比 +131.2 %)
佐味田川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.0万円/坪(6.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +131.2%( +12.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 68.7 坪 (昨年 124.4 坪から -44.8 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 11.0 分 → 2023年 13.4 分、+21.8 %と大きく増加)
黒田駅 13.2 万/坪(昨年同期比 -17.5 %)
黒田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.2万円/坪(4.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -17.5%( -2.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 178.5 坪 (昨年 93.8 坪から +90.3 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 6.0 分 → 2023年 10.0 分、+66.7 %と大きく増加)
但馬駅 5.9 万/坪(昨年同期比 -6.1 %)
但馬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.9万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -6.1%( -0.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 107.9 坪 (昨年 78.7 坪から +37.2 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 9.8 分 → 2023年 7.0 分、-28.6 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示