【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年1月〜12月期の近鉄南大阪線 (大阪阿部野橋駅～上ノ太子駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.3万円/坪(13.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +9.3％( +3.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 210 件(１年前(2020年)に比べて -5.8％( -13件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 89.5 坪 (昨年 85.9 坪から +4.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。全体的に上昇基調。大阪阿部野橋駅、河堀口駅、河内天美駅、上ノ太子駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大阪阿部野橋駅で昨年に比べ +74.8 ％、坪単価は 237 万円/坪となった。
上位 2 駅(大阪阿部野橋駅、河堀口駅)は +73.9 ％(坪単価 +83.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(駒ケ谷駅、布忍駅)は -31.8 ％(坪単価 -7.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 15.3 分 → 2021年 13.4 分、-12.6 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.1 ％ → 2021年 15.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大阪阿部野橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 237万円/坪(71.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +74.8％( +101.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった駒ケ谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.3万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -32.1％( -2.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 近鉄南大阪線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大阪阿部野橋駅 | 237万/坪 (59.0坪) | 136万/坪 (75.6坪) | - |
| 河堀口駅 | 157万/坪 (30.3坪) | 90.7万/坪 (47.6坪) | 144万/坪 (43.3坪) |
| 北田辺駅 | 100万/坪 (38.5坪) | 97.9万/坪 (58.4坪) | 108万/坪 (32.1坪) |
| 今川駅 | 122万/坪 (60.7坪) | 102万/坪 (71.1坪) | 94.6万/坪 (46.9坪) |
| 針中野駅 | 95.0万/坪 (46.7坪) | 82.5万/坪 (71.8坪) | 98.6万/坪 (43.3坪) |
| 矢田駅 | 31.1万/坪 (67.8坪) | 34.6万/坪 (159坪) | 36.6万/坪 (90.9坪) |
| 河内天美駅 | 45.0万/坪 (86.1坪) | 29.9万/坪 (110坪) | 32.8万/坪 (84.5坪) |
| 布忍駅 | 26.9万/坪 (180坪) | 39.3万/坪 (31.8坪) | 23.0万/坪 (102坪) |
| 高見ノ里駅 | 31.5万/坪 (123坪) | 35.8万/坪 (116坪) | 33.6万/坪 (267坪) |
| 河内松原駅 | 38.8万/坪 (102坪) | 34.2万/坪 (85.6坪) | 28.6万/坪 (140坪) |
| 恵我ノ荘駅 | 31.5万/坪 (88.9坪) | 27.7万/坪 (125坪) | 25.9万/坪 (114坪) |
| 高鷲駅 | 27.9万/坪 (76.3坪) | 24.1万/坪 (90.5坪) | 21.6万/坪 (83.3坪) |
| 藤井寺駅 | 32.7万/坪 (89.3坪) | 35.1万/坪 (58.8坪) | 31.8万/坪 (72.5坪) |
| 土師ノ里駅 | 26.6万/坪 (83.4坪) | 28.1万/坪 (64.9坪) | 25.2万/坪 (80.7坪) |
| 道明寺駅 | 36.0万/坪 (78.1坪) | 31.2万/坪 (43.6坪) | 23.2万/坪 (126坪) |
| 古市駅 | 32.4万/坪 (61.4坪) | 40.7万/坪 (95.1坪) | 34.4万/坪 (103坪) |
| 駒ケ谷駅 | 5.3万/坪 (121坪) | 7.9万/坪 (122坪) | 8.6万/坪 (245坪) |
| 上ノ太子駅 | 15.4万/坪 (119坪) | 11.3万/坪 (140坪) | 9.9万/坪 (202坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大阪阿部野橋駅 237.3 万/坪(昨年同期比 +74.8 ％)
大阪阿部野橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 237万円/坪(71.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +74.8％( +101.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 75.6 坪から -22.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 10.0 分 → 2021年 4.0 分、-60.0 ％と大きく減少)
河堀口駅 156.9 万/坪(昨年同期比 +73.0 ％)
河堀口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 157万円/坪(47.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +73.0％( +66.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 47.6 坪から -36.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 2.5 分 → 2021年 3.5 分、+40.0 ％と大きく増加)
駒ケ谷駅 5.3 万/坪(昨年同期比 -32.1 ％)
駒ケ谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.3万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -32.1％( -2.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 120.6 坪 (昨年 122.0 坪から -1.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 10.0 分 → 2021年 11.0 分、+10.0 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 25.0 ％)
布忍駅 26.9 万/坪(昨年同期比 -31.5 ％)
布忍駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.9万円/坪(8.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -31.5％( -12.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(１年前(2020年)に比べて +180.0％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 180.4 坪 (昨年 31.8 坪から +468.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.8 分 → 2021年 12.1 分、+54.8 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示