【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期の近鉄けいはんな線 (長田駅～新石切駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.6万円/坪(18.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +3.1％( +1.8万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 24 件(１年前(2023年)に比べて -52.0％( -26件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 113.8 坪 (昨年 129.7 坪から -12.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。長田駅、荒本駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは荒本駅で昨年に比べ +36.6 ％、坪単価は 76.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(荒本駅)は +36.6 ％(坪単価 +20.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(吉田駅)は -22.9 ％(坪単価 -13.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 15.2 分 → 2024年 13.2 分、-13.5 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.0 ％ → 2024年 12.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった長田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 120万円/坪(36.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +24.4％( +23.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -62.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった吉田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.0万円/坪(13.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -22.9％( -13.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -62.5％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 近鉄けいはんな線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 長田駅 | 120万/坪 (112坪) | 96.5万/坪 (205坪) | 84.5万/坪 (101坪) |
| 荒本駅 | 76.9万/坪 (137坪) | 56.3万/坪 (257坪) | 56.9万/坪 (101坪) |
| 吉田駅 | 44.0万/坪 (150坪) | 57.1万/坪 (114坪) | 62.2万/坪 (134坪) |
| 新石切駅 | 50.7万/坪 (85.8坪) | 49.4万/坪 (81.8坪) | 41.7万/坪 (105坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
荒本駅 76.9 万/坪(昨年同期比 +36.6 ％)
荒本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.9万円/坪(23.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +36.6％( +20.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 136.5 坪 (昨年 256.5 坪から -46.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 10.0 分 → 2024年 8.2 分、-17.5 ％と減少)
吉田駅 44.0 万/坪(昨年同期比 -22.9 ％)
吉田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.0万円/坪(13.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -22.9％( -13.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -62.5％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 150.2 坪 (昨年 114.5 坪から +31.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 12.8 分 → 2024年 14.8 分、+16.3 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示