【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜3月期の近鉄けいはんな線 (長田駅~新石切駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.0万円/坪(17.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -15.4%( -10.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 13 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 95.3 坪 (昨年 119.0 坪から -19.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。新石切駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新石切駅で昨年に比べ +82.3 %、坪単価は 42.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(新石切駅)は +82.3 %(坪単価 +19.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(吉田駅)は -36.5 %(坪単価 -25.2 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 7.7 % → 2024年 7.7 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった荒本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.4万円/坪(28.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +17.7%( +14.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新石切駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.6万円/坪(12.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +82.3%( +19.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて +50.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
近鉄けいはんな線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
長田駅 | 90.4万/坪 (42.4坪) | 119万/坪 (179坪) | 118万/坪 (77.1坪) |
荒本駅 | 93.4万/坪 (126坪) | 79.3万/坪 (454坪) | 33.1万/坪 (57.5坪) |
吉田駅 | 43.7万/坪 (87.7坪) | 68.9万/坪 (76.4坪) | 46.3万/坪 (171坪) |
新石切駅 | 42.6万/坪 (107坪) | 23.4万/坪 (28.2坪) | 52.3万/坪 (124坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新石切駅 42.6 万/坪(昨年同期比 +82.3 %)
新石切駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.6万円/坪(12.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +82.3%( +19.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて +50.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 106.6 坪 (昨年 28.2 坪から +277.7 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 13.5 分 → 2024年 16.3 分、+21.0 %と大きく増加)
吉田駅 43.7 万/坪(昨年同期比 -36.5 %)
吉田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.7万円/坪(13.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -36.5%( -25.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 87.7 坪 (昨年 76.4 坪から +14.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 14.0 分 → 2024年 11.7 分、-16.7 %と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示