【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜9月期のJR高崎線 (浦和駅～神保原駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.1万円/坪(11.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -0.1％( -0.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 462 件(１年前(2023年)に比べて -53.1％( -524件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 87.2 坪 (昨年 106.7 坪から -18.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。全体的に上昇基調。鴻巣駅、岡部駅、神保原駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは鴻巣駅で昨年に比べ +49.0 ％、坪単価は 22.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(鴻巣駅、神保原駅)は +36.9 ％(坪単価 +4.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(さいたま新都心駅、大宮駅)は -54.6 ％(坪単価 -54.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 27.8 分 → 2024年 24.7 分、-11.1 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 2.5 ％ → 2024年 1.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浦和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 166万円/坪(50.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +6.3％( +9.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 18 件(１年前(2023年)に比べて -68.4％( -39件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった岡部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.3万円/坪(2.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +21.5％( +1.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2023年)に比べて -56.7％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR高崎線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 浦和駅 | 166万/坪 (69.9坪) | 156万/坪 (50.6坪) | 164万/坪 (47.9坪) |
| さいたま新都心駅 | 12.2万/坪 (30.3坪) | 91.7万/坪 (78.3坪) | 101万/坪 (72.1坪) |
| 大宮駅 | 99.7万/坪 (54.4坪) | 129万/坪 (73.3坪) | 121万/坪 (67.0坪) |
| 宮原駅 | 71.3万/坪 (57.9坪) | 62.0万/坪 (92.8坪) | 64.8万/坪 (57.5坪) |
| 上尾駅 | 49.3万/坪 (63.4坪) | 45.6万/坪 (90.8坪) | 44.3万/坪 (68.7坪) |
| 北上尾駅 | 48.6万/坪 (72.7坪) | 52.0万/坪 (86.7坪) | 57.5万/坪 (54.3坪) |
| 桶川駅 | 31.1万/坪 (78.2坪) | 33.6万/坪 (86.0坪) | 33.2万/坪 (60.5坪) |
| 北本駅 | 26.4万/坪 (68.3坪) | 28.5万/坪 (90.5坪) | 24.9万/坪 (88.8坪) |
| 鴻巣駅 | 22.9万/坪 (88.8坪) | 15.3万/坪 (140坪) | 18.3万/坪 (98.6坪) |
| 北鴻巣駅 | 16.6万/坪 (78.7坪) | 14.3万/坪 (159坪) | 8.0万/坪 (182坪) |
| 吹上駅 | 9.2万/坪 (184坪) | 11.3万/坪 (108坪) | 13.3万/坪 (115坪) |
| 行田駅 | 16.4万/坪 (85.0坪) | 15.3万/坪 (146坪) | 18.7万/坪 (85.7坪) |
| 熊谷駅 | 14.7万/坪 (97.6坪) | 12.3万/坪 (113坪) | 14.6万/坪 (95.2坪) |
| 籠原駅 | 19.1万/坪 (81.6坪) | 17.3万/坪 (94.4坪) | 16.7万/坪 (113坪) |
| 深谷駅 | 13.5万/坪 (105坪) | 11.3万/坪 (151坪) | 10.4万/坪 (129坪) |
| 岡部駅 | 7.3万/坪 (154坪) | 6.0万/坪 (152坪) | 6.3万/坪 (165坪) |
| 本庄駅 | 13.1万/坪 (137坪) | 12.0万/坪 (102坪) | 12.5万/坪 (90.1坪) |
| 神保原駅 | 8.3万/坪 (122坪) | 6.7万/坪 (152坪) | 5.9万/坪 (153坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鴻巣駅 22.9 万/坪(昨年同期比 +49.0 ％)
鴻巣駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.9万円/坪(6.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +49.0％( +7.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 27 件(１年前(2023年)に比べて -74.5％( -79件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 88.8 坪 (昨年 139.8 坪から -36.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 35.9 分 → 2024年 21.0 分、-41.6 ％と大きく減少)
神保原駅 8.3 万/坪(昨年同期比 +24.7 ％)
神保原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.3万円/坪(2.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +24.7％( +1.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 21 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -21件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 122.3 坪 (昨年 151.8 坪から -19.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 4.8 ％ → 2024年 4.8 ％)
さいたま新都心駅 12.2 万/坪(昨年同期比 -86.7 ％)
さいたま新都心駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.2万円/坪(3.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -86.7％( -79.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 78.3 坪から -61.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 16.8 分 → 2024年 30.0 分、+78.6 ％と大きく増加)
大宮駅 99.7 万/坪(昨年同期比 -22.5 ％)
大宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.7万円/坪(30.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -22.5％( -28.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 46 件(１年前(2023年)に比べて -22.0％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 54.4 坪 (昨年 73.3 坪から -25.8 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示