【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期のJR川越線 (大宮駅～高麗川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.2万円/坪(13.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -6.2％( -3.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 98 件(１年前(2023年)に比べて -70.8％( -238件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 101.1 坪 (昨年 123.3 坪から -18.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。日進駅、指扇駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは指扇駅で昨年に比べ +60.8 ％、坪単価は 24.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(指扇駅、日進駅)は +46.8 ％(坪単価 +15.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(川越駅、南古谷駅)は -31.7 ％(坪単価 -12.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 0.9 ％ → 2024年 1.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.0 ％ → 2024年 1.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -20.3％( -25.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 25 件(１年前(2023年)に比べて -57.6％( -34件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった武蔵高萩駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.5万円/坪(3.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +3.4％( +0.3万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR川越線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大宮駅 | 102万/坪 (43.2坪) | 128万/坪 (72.1坪) | 121万/坪 (67.0坪) |
| 日進駅 | 86.7万/坪 (62.0坪) | 65.3万/坪 (56.8坪) | 83.3万/坪 (77.1坪) |
| 西大宮駅 | 39.2万/坪 (52.0坪) | 34.0万/坪 (103坪) | 46.8万/坪 (77.8坪) |
| 指扇駅 | 24.7万/坪 (102坪) | 15.3万/坪 (171坪) | 32.9万/坪 (135坪) |
| 南古谷駅 | 13.6万/坪 (161坪) | 18.1万/坪 (134坪) | 25.6万/坪 (79.3坪) |
| 川越駅 | 31.0万/坪 (139坪) | 50.7万/坪 (129坪) | 49.4万/坪 (96.1坪) |
| 西川越駅 | 24.6万/坪 (59.0坪) | 23.7万/坪 (71.1坪) | 19.4万/坪 (84.7坪) |
| 的場駅 | 38.4万/坪 (42.4坪) | 33.8万/坪 (110坪) | 31.0万/坪 (133坪) |
| 笠幡駅 | 12.5万/坪 (186坪) | 12.4万/坪 (252坪) | 15.9万/坪 (124坪) |
| 武蔵高萩駅 | 10.5万/坪 (175坪) | 10.1万/坪 (143坪) | 11.7万/坪 (112坪) |
| 高麗川駅 | 17.1万/坪 (83.0坪) | 18.2万/坪 (100坪) | 26.1万/坪 (73.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
指扇駅 24.7 万/坪(昨年同期比 +60.8 ％)
指扇駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.7万円/坪(7.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +60.8％( +9.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて -61.5％( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 101.8 坪 (昨年 171.0 坪から -40.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 25.4 分 → 2024年 17.1 分、-32.7 ％と大きく減少)
日進駅 86.7 万/坪(昨年同期比 +32.8 ％)
日進駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.7万円/坪(26.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +32.8％( +21.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -73.3％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 62.0 坪 (昨年 56.8 坪から +9.2 ％増)。
川越駅 31.0 万/坪(昨年同期比 -38.9 ％)
川越駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.0万円/坪(9.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -38.9％( -19.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(１年前(2023年)に比べて -73.3％( -33件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 138.8 坪 (昨年 129.0 坪から +7.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.4 ％ → 2024年 8.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 42.4 分 → 2024年 63.3 分、+49.2 ％と大きく増加)
南古谷駅 13.6 万/坪(昨年同期比 -24.6 ％)
南古谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -24.6％( -4.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(１年前(2023年)に比べて -63.9％( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 160.6 坪 (昨年 133.7 坪から +20.1 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 27.3 分 → 2024年 30.2 分、+10.8 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示