【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年4月〜6月期のJR川越線 (大宮駅~高麗川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.8万円/坪(15.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -8.3%( -4.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 88 件(1年前(2021年)に比べて -14.6%( -15件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 80.9 坪 (昨年 88.8 坪から -8.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全体的に上昇基調。指扇駅、南古谷駅、西川越駅、笠幡駅、武蔵高萩駅、高麗川駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは南古谷駅で昨年に比べ +94.7 %、坪単価は 23.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(南古谷駅、指扇駅)は +80.6 %(坪単価 +12.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(的場駅、西大宮駅)は -14.9 %(坪単価 -6.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 26.1 分 → 2022年 20.7 分、-20.7 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.0 % → 2022年 2.3 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 1.9 % → 2022年 1.1 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +0.1%( +0.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 18 件(1年前(2021年)に比べて -37.9%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった武蔵高萩駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.0万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +41.8%( +2.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR川越線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大宮駅 | 103万/坪 (54.7坪) | 103万/坪 (78.4坪) | 109万/坪 (65.9坪) |
日進駅 | - | 67.7万/坪 (34.8坪) | 19.3万/坪 (72.6坪) |
西大宮駅 | 44.2万/坪 (56.3坪) | 47.4万/坪 (53.3坪) | 43.1万/坪 (62.8坪) |
指扇駅 | 36.2万/坪 (143坪) | 21.8万/坪 (102坪) | 30.2万/坪 (85.8坪) |
南古谷駅 | 23.4万/坪 (81.2坪) | 12.0万/坪 (91.3坪) | 19.0万/坪 (76.5坪) |
川越駅 | 55.5万/坪 (90.8坪) | 57.0万/坪 (86.1坪) | 54.2万/坪 (119坪) |
西川越駅 | 19.4万/坪 (57.5坪) | 15.4万/坪 (22.7坪) | 18.0万/坪 (101坪) |
的場駅 | 32.7万/坪 (248坪) | 42.4万/坪 (59.0坪) | 19.8万/坪 (30.3坪) |
笠幡駅 | 15.0万/坪 (79.4坪) | 10.7万/坪 (211坪) | 9.9万/坪 (188坪) |
武蔵高萩駅 | 10.0万/坪 (61.1坪) | 7.1万/坪 (221坪) | 8.0万/坪 (98.7坪) |
高麗川駅 | 30.6万/坪 (64.3坪) | 19.0万/坪 (95.3坪) | 16.7万/坪 (145坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
南古谷駅 23.4 万/坪(昨年同期比 +94.7 %)
南古谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.4万円/坪(7.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +94.7%( +11.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて +11.1%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 81.2 坪 (昨年 91.3 坪から -11.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 25.1 分 → 2022年 21.8 分、-13.2 %と減少)
指扇駅 36.2 万/坪(昨年同期比 +66.6 %)
指扇駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.2万円/坪(11.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +66.6%( +14.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて +80.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 143.2 坪 (昨年 102.2 坪から +40.0 %増)。
的場駅 32.7 万/坪(昨年同期比 -22.9 %)
的場駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.7万円/坪(9.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -22.9%( -9.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 248.1 坪 (昨年 59.0 坪から +320.5 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.5 分 → 2022年 14.5 分、+52.6 %と大きく増加)
西大宮駅 44.2 万/坪(昨年同期比 -6.8 %)
西大宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.2万円/坪(13.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -6.8%( -3.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 15 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 56.3 坪 (昨年 53.3 坪から +5.5 %増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示