【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年10月〜12月期のJR阪和線 (紀伊駅～和歌山駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.6万円/坪(6.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +22.7％( +4.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 25 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 116.8 坪 (昨年 90.0 坪から +29.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。紀伊中ノ島駅、和歌山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは和歌山駅で昨年に比べ +72.7 ％、坪単価は 36.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(和歌山駅)は +72.7 ％(坪単価 +15.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(六十谷駅)は -12.6 ％(坪単価 -2.3 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 4.0 ％ → 2021年 4.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった和歌山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.5万円/坪(11.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +72.7％( +15.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて -11.1％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった紀伊中ノ島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.3万円/坪(3.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +55.4％( +3.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR阪和線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 紀伊駅 | 15.9万/坪 (85.2坪) | 14.9万/坪 (97.8坪) | 15.5万/坪 (120坪) |
| 六十谷駅 | 16.0万/坪 (117坪) | 18.4万/坪 (130坪) | 8.4万/坪 (205坪) |
| 紀伊中ノ島駅 | 10.3万/坪 (166坪) | 6.6万/坪 (15.1坪) | 14.9万/坪 (126坪) |
| 和歌山駅 | 36.5万/坪 (116坪) | 21.1万/坪 (64.2坪) | 32.1万/坪 (54.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
和歌山駅 36.5 万/坪(昨年同期比 +72.7 ％)
和歌山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.5万円/坪(11.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +72.7％( +15.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて -11.1％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 115.5 坪 (昨年 64.2 坪から +79.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 22.2 分 → 2021年 17.8 分、-20.1 ％と大きく減少)
六十谷駅 16.0 万/坪(昨年同期比 -12.6 ％)
六十谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.0万円/坪(4.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -12.6％( -2.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて +16.7％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 117.1 坪 (昨年 129.6 坪から -9.6 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 13.0 分 → 2021年 18.3 分、+40.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示