【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年7月〜9月期のJR伊東線 (熱海駅～伊東駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +33.1％( +12.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 21 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +14件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.4年(昨年 28.3年から +25.1 ％増)。平均専有面積は 69.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +6.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。熱海駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは熱海駅で昨年に比べ +53.6 ％、単価は 59.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(熱海駅)は +53.6 ％(単価 +20.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(来宮駅)は -73.6 ％(単価 -36.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 20.6 分 → 2024年 9.9 分、-52.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 80.0 ％ → 2024年 40.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 28.3 年 → 2024年 35.4 年、+25.1 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 ％ → 2024年 20.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった熱海駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は59.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +53.6％( +20.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて +325.0％( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった来宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -73.6％( -36.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR伊東線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 熱海駅 | 59.7万/㎡ (33.3年/73.8㎡) | 38.9万/㎡ (32.5年/66.2㎡) | 25.4万/㎡ (37.1年/77.3㎡) |
| 来宮駅 | 13.1万/㎡ (49.0年/45.0㎡) | 49.8万/㎡ (21.5年/70.0㎡) | 56.0万/㎡ (20.5年/75.0㎡) |
| 伊豆多賀駅 | - | 9.0万/㎡ (33.5年/50.0㎡) | - |
| 網代駅 | - | - | 9.1万/㎡ (44.5年/55.0㎡) |
| 宇佐美駅 | 2.5万/㎡ (45.5年/40.0㎡) | - | - |
| 伊東駅 | 10.8万/㎡ (31.5年/65.0㎡) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
熱海駅 59.7 万/㎡(昨年同期比 +53.6 ％)
熱海駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は59.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +53.6％( +20.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて +325.0％( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.3年(昨年 32.5年から +2.5 ％増)。平均専有面積は 73.8 ㎡ (昨年 66.2 ㎡から +11.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 31.0 分 → 2024年 7.0 分、-77.4 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 43.8 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 23.1 ％)
来宮駅 13.1 万/㎡(昨年同期比 -73.6 ％)
来宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -73.6％( -36.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 49.0年(昨年 21.5年から +127.9 ％増)。平均専有面積は 45.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -35.7 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.5 年 → 2024年 49.0 年、+127.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.5 分 → 2024年 27.0 分、+260.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示