![記事監修:岩野 愛弓](/image/spacer.png)
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年7月〜9月期の箱根登山鉄道鋼索線 (強羅駅~上強羅駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +63.8%( +6.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 32.3年(昨年 33.8年から -4.4 %減)。平均専有面積は 68.5 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -8.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。上強羅駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは強羅駅で昨年に比べ +160.0 %、単価は 30.3 万円/㎡となった。
上位 1 駅(強羅駅)は +160.0 %(単価 +18.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(中強羅駅)は -1.6 %(単価 -0.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 8.4 分 → 2024年 5.4 分、-35.5 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 62.5 % → 2024年 80.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった強羅駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +160.0%( +18.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった中強羅駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -1.6%( -0.2万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
箱根登山鉄道鋼索線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
強羅駅 | 30.3万/㎡ (25.5年/87.5㎡) | 11.7万/㎡ (35.5年/65.0㎡) | 15.0万/㎡ (32.5年/80.0㎡) |
公園下駅 | - | - | - |
中強羅駅 | 10.9万/㎡ (33.2年/60.0㎡) | 11.0万/㎡ (30.0年/85.0㎡) | 15.0万/㎡ (33.5年/100㎡) |
上強羅駅 | 16.1万/㎡ (34.5年/66.0㎡) | 9.3万/㎡ (34.0年/80.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
強羅駅 30.3 万/㎡(昨年同期比 +160.0 %)
強羅駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +160.0%( +18.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 35.5年から -28.2 %減)。平均専有面積は 87.5 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +34.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 35.5 年 → 2024年 25.5 年、-28.2 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 18.5 分 → 2024年 8.0 分、-56.8 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 75.0 % → 2024年 50.0 %)
中強羅駅 10.9 万/㎡(昨年同期比 -1.6 %)
中強羅駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -1.6%( -0.2万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.2年(昨年 30.0年から +10.6 %増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 85.0 ㎡から -29.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 5.0 分 → 2024年 4.3 分、-13.3 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 66.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 30.0 年 → 2024年 33.2 年、+10.6 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示