【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年4月〜6月期の東葉高速鉄道 (西船橋駅～東葉勝田台駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -1.1％( -0.4万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 89 件(１年前(2023年)に比べて -4.3％( -4件/㎡)と小幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.1年(昨年 27.4年から +9.8 ％増)。平均専有面積は 69.3 ㎡ (昨年 68.7 ㎡から +1.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。飯山満駅、船橋日大前駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは船橋日大前駅で昨年に比べ +45.8 ％、単価は 46.7 万円/㎡となった。
上位 2 駅(船橋日大前駅、飯山満駅)は +39.5 ％(単価 +9.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(村上駅、西船橋駅)は -19.2 ％(単価 -4.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 38.9 ％ → 2024年 36.5 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.8 ％ → 2024年 8.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 27.8 ％ → 2024年 36.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 22.6 ％ → 2024年 18.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西船橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は46.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -0.9％( -0.4万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 25 件(１年前(2023年)に比べて +4.2％( +1件/㎡)と小幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった村上駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -37.5％( -8.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて +57.1％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 東葉高速鉄道 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西船橋駅 | 46.9万/㎡ (29.4年/70.4㎡) | 47.3万/㎡ (21.0年/70.4㎡) | 37.8万/㎡ (33.4年/66.3㎡) |
| 東海神駅 | - | 84.3万/㎡ (18.3年/70.0㎡) | 56.3万/㎡ (24.3年/65.0㎡) |
| 飯山満駅 | 20.5万/㎡ (37.6年/66.7㎡) | 15.4万/㎡ (38.3年/66.0㎡) | 20.5万/㎡ (26.6年/100㎡) |
| 北習志野駅 | 31.0万/㎡ (28.7年/68.9㎡) | 30.0万/㎡ (32.2年/69.3㎡) | 32.9万/㎡ (22.1年/75.0㎡) |
| 船橋日大前駅 | 46.7万/㎡ (20.6年/73.8㎡) | 32.0万/㎡ (20.4年/71.4㎡) | 38.8万/㎡ (14.5年/73.0㎡) |
| 八千代緑が丘駅 | 35.6万/㎡ (26.5年/71.9㎡) | 32.9万/㎡ (28.3年/65.8㎡) | 37.0万/㎡ (23.3年/70.2㎡) |
| 八千代中央駅 | 33.4万/㎡ (17.5年/77.5㎡) | 32.7万/㎡ (22.9年/66.7㎡) | 33.9万/㎡ (18.6年/78.1㎡) |
| 村上駅 | 14.4万/㎡ (44.6年/58.6㎡) | 23.0万/㎡ (37.9年/65.0㎡) | 15.6万/㎡ (37.2年/59.1㎡) |
| 東葉勝田台駅 | 28.6万/㎡ (21.3年/70.0㎡) | 25.6万/㎡ (25.3年/125㎡) | 35.5万/㎡ (25.6年/81.7㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
船橋日大前駅 46.7 万/㎡(昨年同期比 +45.8 ％)
船橋日大前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は46.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +45.8％( +14.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -42.9％( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.6年(昨年 20.4年から +0.8 ％増)。平均専有面積は 73.8 ㎡ (昨年 71.4 ㎡から +3.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 9.9 分 → 2024年 4.8 分、-51.8 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 ％ → 2024年 25.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.7 ％ → 2024年 33.3 ％)
飯山満駅 20.5 万/㎡(昨年同期比 +33.2 ％)
飯山満駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +33.2％( +5.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて +80.0％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.6年(昨年 38.3年から -1.9 ％減)。平均専有面積は 66.7 ㎡ (昨年 66.0 ㎡から +1.0 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 ％ → 2024年 28.6 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 60.0 ％ → 2024年 71.4 ％)
村上駅 14.4 万/㎡(昨年同期比 -37.5 ％)
村上駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -37.5％( -8.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて +57.1％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 44.6年(昨年 37.9年から +17.7 ％増)。平均専有面積は 58.6 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から -9.8 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 37.9 年 → 2024年 44.6 年、+17.7 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 12.1 分 → 2024年 13.8 分、+13.8 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 ％ → 2024年 90.9 ％)
西船橋駅 46.9 万/㎡(昨年同期比 -0.9 ％)
西船橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は46.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -0.9％( -0.4万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 25 件(１年前(2023年)に比べて +4.2％( +1件/㎡)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.4年(昨年 21.0年から +39.7 ％増)。平均専有面積は 70.4 ㎡ (昨年 70.4 ㎡から -0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 12.8 分 → 2024年 10.2 分、-19.9 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 43.5 ％ → 2024年 41.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.0 年 → 2024年 29.4 年、+39.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.7 ％ → 2024年 29.2 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示