【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期の神戸電鉄三田線 (五社駅~三田駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +31.3%( +6.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(1年前(2023年)に比べて -90.4%( -141件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.0年(昨年 25.7年から -14.3 %減)。平均専有面積は 76.0 ㎡ (昨年 81.3 ㎡から -6.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。岡場駅、神鉄道場駅、三田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは岡場駅で昨年に比べ +26.6 %、単価は 19.9 万円/㎡となった。
上位 1 駅(岡場駅)は +26.6 %(単価 +4.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(田尾寺駅)は -19.0 %(単価 -3.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 25.7 年 → 2024年 22.0 年、-14.3 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 8.8 分 → 2024年 7.9 分、-10.6 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 34.8 % → 2024年 50.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 75.3 % → 2024年 53.8 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.2 % → 2024年 7.7 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +25.0%( +8.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて -87.0%( -47件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった田尾寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -19.0%( -3.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -94.4%( -34件/㎡)と大幅に減少しています。)。
神戸電鉄三田線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
五社駅 | - | 8.0万/㎡ (34.7年/98.0㎡) | 10.4万/㎡ (26.0年/103㎡) |
岡場駅 | 19.9万/㎡ (32.2年/85.0㎡) | 15.7万/㎡ (30.6年/88.1㎡) | 10.8万/㎡ (36.6年/81.6㎡) |
田尾寺駅 | 12.9万/㎡ (27.0年/82.5㎡) | 15.9万/㎡ (29.4年/86.2㎡) | 14.5万/㎡ (27.3年/84.1㎡) |
二郎駅 | - | 11.6万/㎡ (32.8年/95.0㎡) | - |
道場南口駅 | - | 12.5万/㎡ (31.3年/80.0㎡) | 15.6万/㎡ (30.5年/90.0㎡) |
神鉄道場駅 | 25.0万/㎡ (16.0年/80.0㎡) | 19.9万/㎡ (26.2年/88.8㎡) | 18.9万/㎡ (26.5年/78.8㎡) |
横山駅 | - | - | - |
三田本町駅 | - | 29.3万/㎡ (29.2年/63.0㎡) | 24.6万/㎡ (30.0年/65.0㎡) |
三田駅 | 40.0万/㎡ (11.0年/67.1㎡) | 32.0万/㎡ (17.9年/71.0㎡) | 30.0万/㎡ (18.4年/69.4㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
岡場駅 19.9 万/㎡(昨年同期比 +26.6 %)
岡場駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +26.6%( +4.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -87.2%( -34件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.2年(昨年 30.6年から +5.4 %増)。平均専有面積は 85.0 ㎡ (昨年 88.1 ㎡から -3.5 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 86.8 % → 2024年 80.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.5 % → 2024年 20.0 %)
田尾寺駅 12.9 万/㎡(昨年同期比 -19.0 %)
田尾寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -19.0%( -3.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -94.4%( -34件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.0年(昨年 29.4年から -8.2 %減)。平均専有面積は 82.5 ㎡ (昨年 86.2 ㎡から -4.3 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.3 分 → 2024年 12.0 分、+29.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示