【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年4月〜6月期のJR湖西線 (山科駅～京都駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -33.7％( -17.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(１年前(2023年)に比べて +8.3％( +1件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 31.3年(昨年 22.8年から +37.4 ％増)。平均専有面積は 56.9 ㎡ (昨年 73.3 ㎡から -22.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。京都駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは山科駅で昨年に比べ -26.8 ％、単価は 30.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(京都駅)は -5.5 ％(単価 -3.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(山科駅)は -26.8 ％(単価 -11.2 万円/㎡)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 22.8 年 → 2024年 31.3 年、+37.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.0 分 → 2024年 9.8 分、+40.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 41.7 ％ → 2024年 69.2 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京都駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は61.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -5.5％( -3.5万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山科駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -26.8％( -11.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて +83.3％( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| JR湖西線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 山科駅 | 30.6万/㎡ (32.9年/63.2㎡) | 41.8万/㎡ (22.6年/70.0㎡) | 46.1万/㎡ (20.2年/70.4㎡) |
| 京都駅 | 61.0万/㎡ (22.3年/22.5㎡) | 64.5万/㎡ (22.9年/76.7㎡) | 58.9万/㎡ (18.8年/41.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
京都駅 61.0 万/㎡(昨年同期比 -5.5 ％)
京都駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は61.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -5.5％( -3.5万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.3年(昨年 22.9年から -2.9 ％減)。平均専有面積は 22.5 ㎡ (昨年 76.7 ㎡から -70.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 8.0 分 → 2024年 7.0 分、-12.5 ％と減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 ％ → 2024年 100.0 ％)
山科駅 30.6 万/㎡(昨年同期比 -26.8 ％)
山科駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -26.8％( -11.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて +83.3％( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.9年(昨年 22.6年から +45.6 ％増)。平均専有面積は 63.2 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -9.7 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 27.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 22.6 年 → 2024年 32.9 年、+45.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.0 分 → 2024年 10.4 分、+72.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.7 ％ → 2024年 63.6 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示