【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期のJR肥薩線 (吉松駅~隼人駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.9万円/坪(7.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -37.0%( -14.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 18 件(1年前(2023年)に比べて -73.5%( -50件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.5年(昨年 31.3年から +0.5 %増)。平均土地面積は 137.0 坪 (昨年 144.4 坪から -5.2 %減)。平均建物面積は 42.2 坪 (昨年 47.3 坪から -10.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全ての駅において下落した。隼人駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは日当山駅で昨年に比べ -44.7 %、坪単価は 17.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(隼人駅)は -9.6 %(坪単価 -6.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(日当山駅)は -44.7 %(坪単価 -14.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 49.4 分 → 2024年 36.6 分、-25.8 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.5 % → 2024年 11.1 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 41.0 % → 2024年 37.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 32.8 % → 2024年 43.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 13.1 % → 2024年 12.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった隼人駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.7万円/坪(18.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -9.6%( -6.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -82.1%( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった栗野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.6万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -37.6%( -3.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -68.8%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR肥薩線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
吉松駅 | - | 5.8万/坪 (38.4年/221坪) | 26.4万/坪 (28.1年/163坪) |
栗野駅 | 5.6万/坪 (32.9年/190坪) | 9.0万/坪 (43.7年/237坪) | 19.8万/坪 (34.0年/175坪) |
大隅横川駅 | 15.5万/坪 (33.0年/87.7坪) | - | 19.2万/坪 (27.8年/188坪) |
植村駅 | - | - | - |
霧島温泉駅 | 7.3万/坪 (43.0年/69.6坪) | 12.9万/坪 (33.8年/262坪) | 25.1万/坪 (33.7年/119坪) |
嘉例川駅 | - | 13.2万/坪 (30.0年/145坪) | 17.4万/坪 (42.1年/75.6坪) |
中福良駅 | - | - | - |
表木山駅 | - | 24.7万/坪 (27.5年/145坪) | 14.4万/坪 (34.0年/139坪) |
日当山駅 | 17.6万/坪 (34.3年/143坪) | 31.8万/坪 (35.7年/108坪) | 30.8万/坪 (28.8年/93.5坪) |
隼人駅 | 60.7万/坪 (24.9年/107坪) | 67.2万/坪 (21.5年/90.6坪) | 53.5万/坪 (23.3年/95.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
隼人駅 60.7 万/坪(昨年同期比 -9.6 %)
隼人駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.7万円/坪(18.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -9.6%( -6.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -82.1%( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.9年(昨年 21.5年から +15.6 %増)。平均土地面積は 107.1 坪 (昨年 90.6 坪から +18.2 %増)。平均建物面積は 35.5 坪 (昨年 38.0 坪から -6.4 %減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.0 % → 2024年 40.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 21.5 年 → 2024年 24.9 年、+15.6 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.0 % → 2024年 40.0 %)
日当山駅 17.6 万/坪(昨年同期比 -44.7 %)
日当山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.6万円/坪(5.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -44.7%( -14.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -64.3%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.3年(昨年 35.7年から -3.9 %減)。平均土地面積は 142.8 坪 (昨年 108.5 坪から +31.6 %増)。平均建物面積は 51.7 坪 (昨年 38.5 坪から +34.5 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 46.2 % → 2024年 40.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 17.5 分 → 2024年 19.8 分、+13.1 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 38.5 % → 2024年 60.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示