【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の鹿児島市電谷山線 (二中通駅～谷山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.5万円/坪(26.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -5.6％( -5.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 47 件(１年前(2023年)に比べて -53.5％( -54件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.6年(昨年 19.2年から +2.2 ％増)。平均土地面積は 65.0 坪 (昨年 64.7 坪から +0.4 ％増)。平均建物面積は 45.7 坪 (昨年 48.6 坪から -5.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。笹貫駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは笹貫駅で昨年に比べ +22.6 ％、坪単価は 116 万円/坪となった。
上位 1 駅(笹貫駅)は +22.6 ％(坪単価 +21.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(騎射場駅)は -46.6 ％(坪単価 -85.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 42.9 ％ → 2024年 47.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.3 ％ → 2024年 22.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 19.8 ％ → 2024年 22.7 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 4.4 ％ → 2024年 2.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった笹貫駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +22.6％( +21.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった郡元駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.8万円/坪(17.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -28.5％( -22.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(１年前(2023年)に比べて -61.1％( -22件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 鹿児島市電谷山線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 二中通駅 | - | 103万/坪 (45.3年/28.7坪) | - |
| 荒田八幡駅 | 101万/坪 (48.8年/75.6坪) | - | - |
| 騎射場駅 | 98.1万/坪 (12.6年/33.3坪) | 184万/坪 (57.0年/126坪) | - |
| 郡元駅 | 56.8万/坪 (41.2年/92.4坪) | 79.4万/坪 (27.8年/81.4坪) | 88.7万/坪 (14.5年/68.3坪) |
| 涙橋駅 | 84.1万/坪 (35.3年/39.3坪) | - | - |
| 南鹿児島駅前駅 | - | 133万/坪 (0.5年/36.3坪) | - |
| 二軒茶屋駅 | 128万/坪 (2.0年/36.3坪) | - | - |
| 宇宿一丁目駅 | - | - | - |
| 脇田駅 | - | - | - |
| 笹貫駅 | 116万/坪 (0.4年/29.7坪) | 94.9万/坪 (2.9年/45.4坪) | 94.6万/坪 (0.25年/43.0坪) |
| 上塩屋駅 | 97.6万/坪 (2.3年/54.5坪) | 91.3万/坪 (1.1年/44.4坪) | 52.9万/坪 (24.0年/37.1坪) |
| 谷山駅 | 96.3万/坪 (10.7年/57.5坪) | 95.8万/坪 (15.2年/56.6坪) | 79.9万/坪 (18.1年/63.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
笹貫駅 116.4 万/坪(昨年同期比 +22.6 ％)
笹貫駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +22.6％( +21.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.4年(昨年 2.9年から -85.5 ％減)。平均土地面積は 29.7 坪 (昨年 45.4 坪から -34.4 ％減)。平均建物面積は 24.7 坪 (昨年 29.5 坪から -16.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 2.9 年 → 2024年 0.4 年、-85.5 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 10.0 分 → 2024年 5.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
騎射場駅 98.1 万/坪(昨年同期比 -46.6 ％)
騎射場駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.1万円/坪(29.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -46.6％( -85.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.6年(昨年 57.0年から -77.8 ％減)。平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 125.5 坪から -73.5 ％減)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 40.8 坪から +14.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 57.0 年 → 2024年 12.6 年、-77.8 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.0 分 → 2024年 10.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示