【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期のJR高徳線 (高松駅~讃岐相生駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.4万円/坪(8.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -29.9%( -12.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 37 件(1年前(2020年)に比べて +27.6%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 34.9年(昨年 32.2年から +8.4 %増)。平均土地面積は 102.8 坪 (昨年 56.1 坪から +83.1 %増)。平均建物面積は 56.6 坪 (昨年 42.6 坪から +32.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。栗林駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは造田駅で昨年に比べ +272.1 %、坪単価は 12.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(造田駅、栗林駅)は +155.1 %(坪単価 +11.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(オレンジタウン駅、三本松駅)は -74.9 %(坪単価 -53.4 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 37.5 % → 2021年 41.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 % → 2021年 6.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった栗林駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.9万円/坪(15.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +38.1%( +14.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった讃岐津田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.2万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -9.4%( -0.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR高徳線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
高松駅 | - | 55.9万/坪 (60.8年/49.9坪) | 20.7万/坪 (32.8年/37.8坪) |
昭和町駅 | 39.6万/坪 (52.5年/80.2坪) | 35.7万/坪 (47.8年/48.7坪) | - |
栗林公園北口駅 | 20.5万/坪 (35.8年/30.3坪) | 41.6万/坪 (48.8年/49.2坪) | 70.0万/坪 (47.8年/35.5坪) |
栗林駅 | 51.9万/坪 (32.8年/46.9坪) | 37.6万/坪 (38.8年/36.3坪) | - |
木太町駅 | 36.9万/坪 (23.3年/49.2坪) | - | 46.5万/坪 (28.8年/46.1坪) |
屋島駅 | 30.9万/坪 (29.2年/108坪) | 61.3万/坪 (14.1年/60.9坪) | 77.7万/坪 (0.4年/64.5坪) |
古高松南駅 | - | - | 27.8万/坪 (25.8年/48.4坪) |
八栗口駅 | 26.9万/坪 (15.8年/51.4坪) | - | - |
讃岐牟礼駅 | - | - | 43.1万/坪 (22.8年/49.9坪) |
志度駅 | 15.2万/坪 (41.2年/141坪) | 38.4万/坪 (24.0年/47.6坪) | 26.0万/坪 (20.8年/61.3坪) |
オレンジタウン駅 | 13.8万/坪 (31.8年/106坪) | 69.1万/坪 (10.3年/65.0坪) | - |
造田駅 | 12.6万/坪 (55.8年/87.7坪) | - | |
神前駅 | - | 13.2万/坪 (29.8年/87.7坪) | 10.6万/坪 (35.8年/127坪) |
讃岐津田駅 | 8.2万/坪 (34.8年/71.1坪) | 9.0万/坪 (41.8年/69.6坪) | - |
鶴羽駅 | 60.1万/坪 (21.8年/215坪) | - | - |
丹生駅 | - | - | 110万/坪 (38.8年/113坪) |
三本松駅 | 22.3万/坪 (26.8年/196坪) | 73.7万/坪 (24.3年/29.5坪) | 22.7万/坪 (27.8年/148坪) |
讃岐白鳥駅 | - | 18.6万/坪 (27.8年/81.7坪) | 35.7万/坪 (16.8年/60.5坪) |
引田駅 | - | - | 2.0万/坪 (58.3年/93.8坪) |
讃岐相生駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
造田駅 12.6 万/坪(昨年同期比 +272.1 %)
造田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.6万円/坪(3.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +272.1%( +9.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 55.8年(昨年 51.8年から +7.7 %増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 287.4 坪から -89.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 19.0 分 → 2021年 5.0 分、-73.7 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
栗林駅 51.9 万/坪(昨年同期比 +38.1 %)
栗林駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.9万円/坪(15.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +38.1%( +14.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 32.8年(昨年 38.8年から -15.5 %減)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 36.3 坪から +29.2 %増)。平均建物面積は 175.5 坪 (昨年 66.6 坪から +163.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 38.8 年 → 2021年 32.8 年、-15.5 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 8.0 分 → 2021年 5.0 分、-37.5 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
オレンジタウン駅 13.8 万/坪(昨年同期比 -80.1 %)
オレンジタウン駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.8万円/坪(4.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -80.1%( -55.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 31.8年(昨年 10.3年から +209.7 %増)。平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 65.0 坪から +62.8 %増)。平均建物面積は 26.5 坪 (昨年 31.0 坪から -14.6 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 10.3 年 → 2021年 31.8 年、+209.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.5 分 → 2021年 13.0 分、+73.3 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 100.0 %)
三本松駅 22.3 万/坪(昨年同期比 -69.7 %)
三本松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.3万円/坪(6.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -69.7%( -51.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.8年(昨年 24.3年から +10.3 %増)。平均土地面積は 195.9 坪 (昨年 29.5 坪から +564.1 %増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 34.0 坪から +6.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 14.5 分 → 2021年 13.0 分、-10.3 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 24.3 年 → 2021年 26.8 年、+10.3 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示