【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年10月〜12月期のJR高徳線 (高松駅～讃岐相生駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.5万円/坪(12.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -19.3％( -9.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 29 件(１年前(2019年)に比べて +3.6％( +1件/坪)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.2年(昨年 27.4年から +17.6 ％増)。平均土地面積は 56.1 坪 (昨年 83.6 坪から -32.9 ％減)。平均建物面積は 42.6 坪 (昨年 41.8 坪から +1.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。志度駅、神前駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは三本松駅で昨年に比べ +225.1 ％、坪単価は 73.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(三本松駅、高松駅)は +197.9 ％(坪単価 +43.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(讃岐白鳥駅、栗林公園北口駅)は -44.3 ％(坪単価 -22.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 14.3 ％ → 2020年 17.2 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 40.0 ％ → 2020年 37.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 27.4 年 → 2020年 32.2 年、+17.6 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2019年 13.7 分 → 2020年 15.1 分、+10.4 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 ％ → 2020年 41.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 15.0 ％ → 2020年 12.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三本松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.7万円/坪(22.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +225.1％( +51.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった神前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.2万円/坪(4.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +24.4％( +2.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR高徳線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高松駅 | 55.9万/坪 (60.8年/49.9坪) | 20.7万/坪 (32.8年/37.8坪) | 21.2万/坪 (41.8年/39.3坪) |
| 昭和町駅 | 35.7万/坪 (47.8年/48.7坪) | - | - |
| 栗林公園北口駅 | 41.6万/坪 (48.8年/49.2坪) | 70.0万/坪 (47.8年/35.5坪) | 45.7万/坪 (31.8年/88.9坪) |
| 栗林駅 | 37.6万/坪 (38.8年/36.3坪) | - | 33.9万/坪 (57.8年/41.6坪) |
| 木太町駅 | - | 46.5万/坪 (28.8年/46.1坪) | - |
| 屋島駅 | 61.3万/坪 (14.1年/60.9坪) | 77.7万/坪 (0.4年/64.5坪) | 42.7万/坪 (22.8年/90.8坪) |
| 古高松南駅 | - | 27.8万/坪 (25.8年/48.4坪) | - |
| 八栗口駅 | - | - | 12.1万/坪 (37.8年/48.4坪) |
| 讃岐牟礼駅 | - | 43.1万/坪 (22.8年/49.9坪) | - |
| 志度駅 | 38.4万/坪 (24.0年/47.6坪) | 26.0万/坪 (20.8年/61.3坪) | 43.5万/坪 (29.9年/146坪) |
| オレンジタウン駅 | 69.1万/坪 (10.3年/65.0坪) | - | 75.6万/坪 (0.8年/63.5坪) |
| 造田駅 | - | 44.7万/坪 (10.3年/60.5坪) | |
| 神前駅 | 13.2万/坪 (29.8年/87.7坪) | 10.6万/坪 (35.8年/127坪) | 0.12万/坪 (0年/56.0坪) |
| 讃岐津田駅 | 9.0万/坪 (41.8年/69.6坪) | - | - |
| 鶴羽駅 | - | - | - |
| 丹生駅 | - | 110万/坪 (38.8年/113坪) | 22.0万/坪 (35.8年/63.5坪) |
| 三本松駅 | 73.7万/坪 (24.3年/29.5坪) | 22.7万/坪 (27.8年/148坪) | 5.8万/坪 (46.8年/59.0坪) |
| 讃岐白鳥駅 | 18.6万/坪 (27.8年/81.7坪) | 35.7万/坪 (16.8年/60.5坪) | 10.3万/坪 (36.4年/178坪) |
| 引田駅 | - | 2.0万/坪 (58.3年/93.8坪) | 11.5万/坪 (22.8年/303坪) |
| 讃岐相生駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
三本松駅 73.7 万/坪(昨年同期比 +225.1 ％)
三本松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.7万円/坪(22.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +225.1％( +51.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.3年(昨年 27.8年から -12.6 ％減)。平均土地面積は 29.5 坪 (昨年 147.6 坪から -80.0 ％減)。平均建物面積は 34.0 坪 (昨年 27.7 坪から +22.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 27.8 年 → 2020年 24.3 年、-12.6 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 50.0 ％)
高松駅 55.9 万/坪(昨年同期比 +170.8 ％)
高松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.9万円/坪(16.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +170.8％( +35.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 60.8年(昨年 32.8年から +85.5 ％増)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 37.8 坪から +32.0 ％増)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 36.3 坪から +8.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 14.0 分 → 2020年 12.0 分、-14.3 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 32.8 年 → 2020年 60.8 年、+85.5 ％と大きく増加)
讃岐白鳥駅 18.6 万/坪(昨年同期比 -48.0 ％)
讃岐白鳥駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.6万円/坪(5.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -48.0％( -17.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 16.8年から +65.7 ％増)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 60.5 坪から +35.0 ％増)。平均建物面積は 17.4 坪 (昨年 37.1 坪から -53.1 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 16.8 年 → 2020年 27.8 年、+65.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 8.3 分 → 2020年 21.0 分、+152.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
栗林公園北口駅 41.6 万/坪(昨年同期比 -40.5 ％)
栗林公園北口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.6万円/坪(12.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -40.5％( -28.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 48.8年(昨年 47.8年から +2.1 ％増)。平均土地面積は 49.2 坪 (昨年 35.5 坪から +38.3 ％増)。平均建物面積は 38.6 坪 (昨年 22.7 坪から +70.0 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 5.5 分 → 2020年 6.5 分、+18.2 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示