【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年7月〜9月期のJR高徳線 (高松駅～讃岐相生駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.1万円/坪(14.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +57.2％( +16.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 30 件(１年前(2018年)に比べて +11.1％( +3件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 26.0年(昨年 29.4年から -11.4 ％減)。平均土地面積は 83.6 坪 (昨年 90.4 坪から -7.5 ％減)。平均建物面積は 56.5 坪 (昨年 53.4 坪から +5.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。昭和町駅、木太町駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは屋島駅で昨年に比べ +278.5 ％、坪単価は 61.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(屋島駅、栗林公園北口駅)は +236.8 ％(坪単価 +52.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(讃岐白鳥駅、木太町駅)は +12.7 ％(坪単価 +12.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2018年 29.4 年 → 2019年 26.0 年、-11.4 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 15.0 分 → 2019年 11.6 分、-22.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 44.0 ％ → 2019年 29.6 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 32.0 ％ → 2019年 33.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 16.0 ％ → 2019年 14.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった木太町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.3万円/坪(27.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +50.6％( +30.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった讃岐白鳥駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.4万円/坪(5.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -25.2％( -5.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR高徳線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高松駅 | - | 69.0万/坪 (0.5年/40.8坪) | 61.5万/坪 (44.5年/134坪) |
| 昭和町駅 | 51.7万/坪 (19.5年/40.8坪) | 29.5万/坪 (27.3年/96.5坪) | - |
| 栗林公園北口駅 | 90.0万/坪 (26.5年/59.6坪) | 30.5万/坪 (27.5年/78.7坪) | 63.3万/坪 (39.5年/139坪) |
| 栗林駅 | - | - | 83.3万/坪 (31.5年/31.8坪) |
| 木太町駅 | 91.3万/坪 (0.5年/63.5坪) | 60.6万/坪 (16.0年/54.5坪) | 15.1万/坪 (38.5年/34.8坪) |
| 屋島駅 | 61.2万/坪 (6.3年/67.3坪) | 16.2万/坪 (41.5年/94.9坪) | 38.8万/坪 (27.8年/128坪) |
| 古高松南駅 | 17.3万/坪 (37.5年/201坪) | - | - |
| 八栗口駅 | 47.7万/坪 (33.0年/52.2坪) | - | - |
| 讃岐牟礼駅 | - | - | - |
| 志度駅 | 35.8万/坪 (25.7年/67.2坪) | 13.8万/坪 (44.0年/80.2坪) | 27.5万/坪 (40.9年/69.6坪) |
| オレンジタウン駅 | - | 78.8万/坪 (1.0年/81.7坪) | - |
| 造田駅 | - | 12.2万/坪 (25.5年/46.9坪) | 8.8万/坪 (40.9年/119坪) |
| 神前駅 | - | 17.7万/坪 (32.5年/70.6坪) | - |
| 讃岐津田駅 | - | - | 10.7万/坪 (43.0年/166坪) |
| 鶴羽駅 | - | 11.2万/坪 (47.5年/163坪) | - |
| 丹生駅 | 33.4万/坪 (29.5年/171坪) | - | - |
| 三本松駅 | 10.8万/坪 (41.5年/37.8坪) | - | - |
| 讃岐白鳥駅 | 17.4万/坪 (44.2年/89.7坪) | 23.2万/坪 (34.5年/91.5坪) | 38.4万/坪 (45.5年/85.1坪) |
| 引田駅 | - | 1.1万/坪 (47.5年/49.9坪) | 12.6万/坪 (38.5年/60.5坪) |
| 讃岐相生駅 | - | 9.3万/坪 (0年/151坪) | 31.7万/坪 (22.5年/115坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
屋島駅 61.2 万/坪(昨年同期比 +278.5 ％)
屋島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.2万円/坪(18.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +278.5％( +45.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2018年)に比べて +50.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 6.3年(昨年 41.5年から -84.8 ％減)。平均土地面積は 67.3 坪 (昨年 94.9 坪から -29.1 ％減)。平均建物面積は 33.0 坪 (昨年 42.0 坪から -21.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 41.5 年 → 2019年 6.3 年、-84.8 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 ％ → 2019年 20.0 ％)
栗林公園北口駅 90.0 万/坪(昨年同期比 +195.0 ％)
栗林公園北口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.0万円/坪(27.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +195.0％( +59.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2018年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.5年(昨年 27.5年から -3.6 ％減)。平均土地面積は 59.6 坪 (昨年 78.7 坪から -24.2 ％減)。平均建物面積は 107.8 坪 (昨年 78.7 坪から +37.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 11.0 分 → 2019年 5.4 分、-50.9 ％と大きく減少)
讃岐白鳥駅 17.4 万/坪(昨年同期比 -25.2 ％)
讃岐白鳥駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.4万円/坪(5.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -25.2％( -5.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 44.2年(昨年 34.5年から +28.0 ％増)。平均土地面積は 89.7 坪 (昨年 91.5 坪から -1.9 ％減)。平均建物面積は 34.3 坪 (昨年 57.5 坪から -40.4 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 34.5 年 → 2019年 44.2 年、+28.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 8.0 分 → 2019年 13.7 分、+70.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
木太町駅 91.3 万/坪(昨年同期比 +50.6 ％)
木太町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.3万円/坪(27.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +50.6％( +30.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.5年(昨年 16.0年から -96.9 ％減)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 54.5 坪から +16.7 ％増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 33.3 坪から -4.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 16.0 年 → 2019年 0.5 年、-96.9 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 15.0 分 → 2019年 23.0 分、+53.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示