【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年4月〜6月期のJR高徳線 (高松駅～讃岐相生駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.7万円/坪(12.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +14.4％( +5.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 29 件(１年前(2018年)に比べて -23.7％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.8年(昨年 30.2年から +5.1 ％増)。平均土地面積は 94.9 坪 (昨年 84.4 坪から +12.4 ％増)。平均建物面積は 46.1 坪 (昨年 37.2 坪から +23.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。栗林公園北口駅、栗林駅、屋島駅、志度駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは讃岐白鳥駅で昨年に比べ +133.0 ％、坪単価は 76.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(讃岐白鳥駅、屋島駅)は +112.1 ％(坪単価 +35.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(三本松駅、八栗口駅)は -53.5 ％(坪単価 -8.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 40.6 ％ → 2019年 38.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 11.5 分 → 2019年 13.5 分、+17.8 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 18.8 ％ → 2019年 11.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 13.2 ％ → 2019年 6.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった讃岐白鳥駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.7万円/坪(23.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +133.0％( +43.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -57.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった三本松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.1万円/坪(1.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -71.6％( -12.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR高徳線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高松駅 | - | - | - |
| 昭和町駅 | 44.8万/坪 (42.3年/80.2坪) | 39.1万/坪 (37.5年/34.8坪) | 28.1万/坪 (32.8年/57.5坪) |
| 栗林公園北口駅 | 62.0万/坪 (35.8年/67.7坪) | 35.0万/坪 (43.3年/42.9坪) | 84.6万/坪 (24.3年/81.7坪) |
| 栗林駅 | 56.8万/坪 (41.3年/22.7坪) | 37.0万/坪 (36.8年/72.6坪) | - |
| 木太町駅 | 34.8万/坪 (30.3年/94.5坪) | 49.4万/坪 (16.3年/117坪) | 22.6万/坪 (44.3年/116坪) |
| 屋島駅 | 57.2万/坪 (6.3年/86.2坪) | 29.9万/坪 (28.3年/68.1坪) | 58.5万/坪 (10.5年/96.8坪) |
| 古高松南駅 | - | 32.1万/坪 (49.0年/65.0坪) | - |
| 八栗口駅 | 8.2万/坪 (42.8年/65.8坪) | 12.6万/坪 (47.3年/75.6坪) | 71.0万/坪 (3.3年/52.9坪) |
| 讃岐牟礼駅 | - | - | - |
| 志度駅 | 41.7万/坪 (11.6年/77.9坪) | 34.1万/坪 (21.0年/67.7坪) | 37.6万/坪 (24.8年/106坪) |
| オレンジタウン駅 | 66.1万/坪 (0.25年/75.6坪) | 80.6万/坪 (0.25年/75.6坪) | 16.5万/坪 (29.3年/63.5坪) |
| 造田駅 | 9.7万/坪 (33.3年/145坪) | - | |
| 神前駅 | - | - | 61.4万/坪 (0.25年/103坪) |
| 讃岐津田駅 | 17.1万/坪 (40.3年/99.8坪) | - | 24.4万/坪 (36.9年/239坪) |
| 鶴羽駅 | - | - | - |
| 丹生駅 | 7.9万/坪 (40.3年/289坪) | - | - |
| 三本松駅 | 5.1万/坪 (46.8年/89.7坪) | 18.0万/坪 (32.8年/110坪) | - |
| 讃岐白鳥駅 | 76.7万/坪 (38.3年/101坪) | 32.9万/坪 (18.3年/97.9坪) | 58.1万/坪 (36.3年/177坪) |
| 引田駅 | - | 69.0万/坪 (0.25年/56.0坪) | 7.3万/坪 (44.3年/139坪) |
| 讃岐相生駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
讃岐白鳥駅 76.7 万/坪(昨年同期比 +133.0 ％)
讃岐白鳥駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.7万円/坪(23.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +133.0％( +43.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -57.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.3年(昨年 18.3年から +109.6 ％増)。平均土地面積は 100.8 坪 (昨年 97.9 坪から +3.0 ％増)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 33.7 坪から -28.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 17.9 分 → 2019年 11.7 分、-34.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 18.3 年 → 2019年 38.3 年、+109.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 ％ → 2019年 66.7 ％)
屋島駅 57.2 万/坪(昨年同期比 +91.3 ％)
屋島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.2万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +91.3％( +27.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 6.3年(昨年 28.3年から -77.9 ％減)。平均土地面積は 86.2 坪 (昨年 68.1 坪から +26.7 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 39.8 坪から -24.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 28.3 年 → 2019年 6.3 年、-77.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 13.7 分 → 2019年 19.5 分、+42.7 ％と大きく増加)
三本松駅 5.1 万/坪(昨年同期比 -71.6 ％)
三本松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.1万円/坪(1.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -71.6％( -12.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 46.8年(昨年 32.8年から +42.7 ％増)。平均土地面積は 89.7 坪 (昨年 110.0 坪から -18.4 ％減)。平均建物面積は 49.9 坪 (昨年 36.7 坪から +36.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 ％ → 2019年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 32.8 年 → 2019年 46.8 年、+42.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
八栗口駅 8.2 万/坪(昨年同期比 -35.3 ％)
八栗口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.2万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -35.3％( -4.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 42.8年(昨年 47.3年から -9.5 ％減)。平均土地面積は 65.8 坪 (昨年 75.6 坪から -13.0 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 34.8 坪から -13.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示