【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年1月〜3月期のJR予讃線 (高松駅～箕浦駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.0万円/坪(10.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +9.0％( +2.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 77 件(１年前(2018年)に比べて +14.9％( +10件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 26.2年(昨年 23.9年から +9.6 ％増)。平均土地面積は 111.7 坪 (昨年 97.9 坪から +14.1 ％増)。平均建物面積は 62.7 坪 (昨年 59.1 坪から +6.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。香西駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは宇多津駅で昨年に比べ +410.2 ％、坪単価は 91.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(宇多津駅、詫間駅)は +269.7 ％(坪単価 +45.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鴨川駅、国分駅)は -71.0 ％(坪単価 -48.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.5 ％ → 2019年 5.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 21.6 ％ → 2019年 29.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 27.5 ％ → 2019年 26.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宇多津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.8万円/坪(27.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +410.2％( +73.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2018年)に比べて +133.3％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった讃岐府中駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.2万円/坪(1.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -57.7％( -8.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR予讃線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高松駅 | - | 97.1万/坪 (16.0年/59.0坪) | 5.2万/坪 (45.0年/33.3坪) |
| 香西駅 | 43.1万/坪 (25.2年/149坪) | 33.0万/坪 (9.0年/129坪) | 18.3万/坪 (39.7年/125坪) |
| 鬼無駅 | 36.1万/坪 (18.0年/54.5坪) | 54.6万/坪 (0.5年/53.2坪) | 38.7万/坪 (24.6年/64.2坪) |
| 端岡駅 | 23.8万/坪 (31.7年/91.9坪) | 52.2万/坪 (13.0年/51.4坪) | 44.5万/坪 (16.3年/49.9坪) |
| 国分駅 | 30.6万/坪 (26.0年/96.0坪) | 81.1万/坪 (0年/60.5坪) | 21.6万/坪 (36.0年/96.8坪) |
| 讃岐府中駅 | 6.2万/坪 (39.0年/148坪) | 14.7万/坪 (23.0年/63.5坪) | - |
| 鴨川駅 | 11.8万/坪 (45.0年/112坪) | 57.9万/坪 (2.0年/78.7坪) | 39.3万/坪 (21.5年/78.7坪) |
| 八十場駅 | - | - | - |
| 坂出駅 | 26.4万/坪 (29.5年/77.9坪) | 31.6万/坪 (25.5年/56.9坪) | 26.6万/坪 (26.7年/122坪) |
| 宇多津駅 | 91.8万/坪 (7.1年/129坪) | 18.0万/坪 (33.0年/132坪) | 55.1万/坪 (22.5年/68.1坪) |
| 丸亀駅 | 27.6万/坪 (23.2年/104坪) | 24.4万/坪 (29.7年/69.6坪) | 39.4万/坪 (21.5年/124坪) |
| 讃岐塩屋駅 | - | - | - |
| 多度津駅 | - | 50.8万/坪 (18.5年/189坪) | 18.9万/坪 (34.3年/70.8坪) |
| 海岸寺駅 | 37.5万/坪 (29.0年/75.6坪) | - | 48.1万/坪 (11.5年/95.3坪) |
| 津島ノ宮駅 | - | - | - |
| 詫間駅 | 28.7万/坪 (15.0年/185坪) | 12.5万/坪 (43.8年/110坪) | 8.3万/坪 (38.0年/174坪) |
| みの駅 | - | 17.1万/坪 (18.0年/163坪) | 9.7万/坪 (44.0年/109坪) |
| 高瀬駅 | 12.0万/坪 (45.0年/54.5坪) | - | - |
| 比地大駅 | - | 15.2万/坪 (48.0年/484坪) | 4.8万/坪 (37.0年/514坪) |
| 本山駅 | 22.9万/坪 (36.7年/97.4坪) | 25.5万/坪 (14.0年/195坪) | 45.6万/坪 (17.0年/90.0坪) |
| 観音寺駅 | 16.6万/坪 (32.1年/167坪) | 17.1万/坪 (38.0年/73.4坪) | 28.9万/坪 (20.6年/141坪) |
| 豊浜駅 | - | 6.2万/坪 (0年/110坪) | 87.0万/坪 (12.5年/69.6坪) |
| 箕浦駅 | - | - | 8.5万/坪 (49.0年/103坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
宇多津駅 91.8 万/坪(昨年同期比 +410.2 ％)
宇多津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.8万円/坪(27.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +410.2％( +73.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2018年)に比べて +133.3％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 7.1年(昨年 33.0年から -78.4 ％減)。平均土地面積は 128.8 坪 (昨年 132.1 坪から -2.5 ％減)。平均建物面積は 53.2 坪 (昨年 72.1 坪から -26.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 33.0 年 → 2019年 7.1 年、-78.4 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 ％ → 2019年 28.6 ％)
詫間駅 28.7 万/坪(昨年同期比 +129.1 ％)
詫間駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.7万円/坪(8.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +129.1％( +16.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.0年(昨年 43.8年から -65.7 ％減)。平均土地面積は 184.5 坪 (昨年 109.7 坪から +68.3 ％増)。平均建物面積は 69.6 坪 (昨年 59.4 坪から +17.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 43.8 年 → 2019年 15.0 年、-65.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 38.5 分 → 2019年 30.0 分、-22.1 ％と大きく減少)
鴨川駅 11.8 万/坪(昨年同期比 -79.6 ％)
鴨川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.8万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -79.6％( -46.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 45.0年(昨年 2.0年から +2151.5 ％増)。平均土地面積は 111.9 坪 (昨年 78.7 坪から +42.3 ％増)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 24.2 坪から +75.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 16.0 分 → 2019年 13.0 分、-18.8 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 2.0 年 → 2019年 45.0 年、+2151.5 ％と大きく増加)
国分駅 30.6 万/坪(昨年同期比 -62.3 ％)
国分駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.6万円/坪(9.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -62.3％( -50.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 96.0 坪 (昨年 60.5 坪から +58.8 ％増)。平均建物面積は 62.8 坪 (昨年 33.3 坪から +88.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 30.0 分 → 2019年 20.2 分、-32.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示