【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年10月〜12月期の高松琴平電鉄琴平線 (高松築港駅～琴電琴平駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.0万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +3.7％( +1.8万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 52 件(１年前(2018年)に比べて +13.0％( +6件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 25.8年(昨年 24.2年から +6.7 ％増)。平均土地面積は 98.9 坪 (昨年 102.9 坪から -3.8 ％減)。平均建物面積は 52.9 坪 (昨年 71.1 坪から -25.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。瓦町駅、円座駅、綾川駅、栗熊駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは栗林公園駅で昨年に比べ +372.5 ％、坪単価は 126 万円/坪となった。
上位 2 駅(栗林公園駅、岡田駅)は +276.1 ％(坪単価 +62.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(岡本駅、片原町駅)は -62.7 ％(坪単価 -23.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 10.9 ％ → 2019年 13.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 34.1 ％ → 2019年 31.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 26.8 ％ → 2019年 33.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 17.1 ％ → 2019年 10.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった栗林公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 126万円/坪(38.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +372.5％( +99.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった琴電琴平駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.3万円/坪(1.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -39.3％( -2.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 高松琴平電鉄琴平線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高松築港駅 | - | 5.5万/坪 (41.8年/87.7坪) | 24.8万/坪 (42.8年/22.7坪) |
| 片原町駅 | 19.7万/坪 (49.3年/19.7坪) | 52.7万/坪 (28.8年/60.5坪) | 11.5万/坪 (51.8年/18.2坪) |
| 瓦町駅 | 56.5万/坪 (35.1年/31.8坪) | 44.2万/坪 (28.3年/37.1坪) | 62.4万/坪 (37.4年/108坪) |
| 栗林公園駅 | 126万/坪 (-0.25年/66.6坪) | 26.6万/坪 (33.8年/101坪) | 44.1万/坪 (44.8年/27.2坪) |
| 三条駅 | 60.6万/坪 (28.4年/92.0坪) | 119万/坪 (0.8年/49.9坪) | 71.8万/坪 (24.8年/83.9坪) |
| 伏石駅 | - | - | - |
| 太田駅 | 65.8万/坪 (21.5年/156坪) | 80.0万/坪 (11.0年/106坪) | 73.1万/坪 (17.1年/83.2坪) |
| 仏生山駅 | 47.7万/坪 (23.7年/80.3坪) | 53.9万/坪 (21.3年/83.8坪) | 53.5万/坪 (18.4年/146坪) |
| 空港通り駅 | 27.9万/坪 (31.0年/80.7坪) | 29.9万/坪 (30.0年/154坪) | 11.5万/坪 (29.8年/45.4坪) |
| 一宮駅 | 15.4万/坪 (26.3年/83.2坪) | 27.5万/坪 (23.8年/45.4坪) | 53.0万/坪 (23.3年/125坪) |
| 円座駅 | 91.3万/坪 (-0.25年/52.9坪) | 58.1万/坪 (19.8年/73.4坪) | 52.9万/坪 (14.8年/43.9坪) |
| 岡本駅 | 8.8万/坪 (40.8年/275坪) | 23.6万/坪 (30.8年/118坪) | 28.7万/坪 (28.8年/48.4坪) |
| 挿頭丘駅 | 22.0万/坪 (20.8年/56.0坪) | - | 47.8万/坪 (16.8年/46.9坪) |
| 畑田駅 | - | - | - |
| 陶駅 | - | - | |
| 綾川駅 | 75.6万/坪 (-0.25年/49.9坪) | 40.2万/坪 (0.8年/102坪) | 11.2万/坪 (47.8年/81.7坪) |
| 滝宮駅 | - | - | - |
| 羽床駅 | - | - | 8.4万/坪 (51.8年/109坪) |
| 栗熊駅 | 29.2万/坪 (29.8年/109坪) | 17.1万/坪 (33.8年/191坪) | - |
| 岡田駅 | 41.3万/坪 (42.8年/99.8坪) | 14.8万/坪 (44.8年/78.7坪) | 59.6万/坪 (16.1年/102坪) |
| 羽間駅 | - | - | - |
| 榎井駅 | 79.3万/坪 (-0.25年/81.7坪) | 35.2万/坪 (48.3年/165坪) | - |
| 琴電琴平駅 | 3.3万/坪 (40.8年/28.7坪) | 5.4万/坪 (55.8年/105坪) | 4.1万/坪 (37.8年/178坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
栗林公園駅 125.6 万/坪(昨年同期比 +372.5 ％)
栗林公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 126万円/坪(38.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +372.5％( +99.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は -0.2年(昨年 33.8年から -100.7 ％減)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 101.3 坪から -34.3 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 177.5 坪から -83.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 33.8 年 → 2019年 -0.2 年、-100.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 7.3 分 → 2019年 14.0 分、+90.9 ％と大きく増加)
岡田駅 41.3 万/坪(昨年同期比 +179.6 ％)
岡田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.3万円/坪(12.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +179.6％( +26.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 42.8年(昨年 44.8年から -4.5 ％減)。平均土地面積は 99.8 坪 (昨年 78.7 坪から +26.9 ％増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 25.7 坪から +41.2 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
岡本駅 8.8 万/坪(昨年同期比 -62.7 ％)
岡本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.8万円/坪(2.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -62.7％( -14.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.8年(昨年 30.8年から +32.5 ％増)。平均土地面積は 275.3 坪 (昨年 118.0 坪から +133.3 ％増)。平均建物面積は 79.4 坪 (昨年 42.4 坪から +87.5 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 30.8 年 → 2019年 40.8 年、+32.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 12.0 分 → 2019年 24.5 分、+104.2 ％と大きく増加)
片原町駅 19.7 万/坪(昨年同期比 -62.6 ％)
片原町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.7万円/坪(6.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -62.6％( -33.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 49.3年(昨年 28.8年から +71.3 ％増)。平均土地面積は 19.7 坪 (昨年 60.5 坪から -67.5 ％減)。平均建物面積は 38.6 坪 (昨年 208.7 坪から -81.5 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 28.8 年 → 2019年 49.3 年、+71.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 4.0 分 → 2019年 5.5 分、+37.5 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示