【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期の高松琴平電鉄志度線 (瓦町駅～琴電志度駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.1万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -17.6％( -5.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 15 件(１年前(2020年)に比べて -31.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 48.4年(昨年 34.5年から +40.3 ％増)。平均土地面積は 104.8 坪 (昨年 112.4 坪から -6.8 ％減)。平均建物面積は 73.2 坪 (昨年 67.2 坪から +9.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。今橋駅、潟元駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは今橋駅で昨年に比べ +46.6 ％、坪単価は 59.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(今橋駅)は +46.6 ％(坪単価 +19.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(瓦町駅)は -65.7 ％(坪単価 -41.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 15.6 分 → 2021年 13.1 分、-16.0 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 63.6 ％ → 2021年 25.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 18.2 ％ → 2021年 26.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 34.5 年 → 2021年 48.4 年、+40.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 31.8 ％ → 2021年 75.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった今橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.7万円/坪(18.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +46.6％( +19.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった八栗駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.5万円/坪(2.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -52.9％( -7.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 高松琴平電鉄志度線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 瓦町駅 | 21.4万/坪 (56.5年/92.6坪) | 62.4万/坪 (42.9年/31.3坪) | 90.9万/坪 (42.4年/35.7坪) |
| 今橋駅 | 59.7万/坪 (47.5年/64.0坪) | 40.8万/坪 (22.0年/132坪) | 101万/坪 (13.5年/66.6坪) |
| 松島二丁目駅 | - | - | 30.6万/坪 (45.5年/74.1坪) |
| 沖松島駅 | - | 42.7万/坪 (33.9年/148坪) | 21.4万/坪 (20.5年/257坪) |
| 春日川駅 | - | - | 80.8万/坪 (0.5年/42.4坪) |
| 潟元駅 | 23.6万/坪 (32.5年/139坪) | 18.9万/坪 (42.5年/64.5坪) | 44.2万/坪 (33.0年/73.1坪) |
| 琴電屋島駅 | 22.5万/坪 (49.2年/42.9坪) | - | 4.4万/坪 (0年/33.3坪) |
| 古高松駅 | - | - | - |
| 八栗駅 | 6.5万/坪 (50.0年/116坪) | 13.9万/坪 (37.2年/180坪) | 10.2万/坪 (34.9年/107坪) |
| 六万寺駅 | - | 90.2万/坪 (0.5年/57.5坪) | 11.9万/坪 (27.5年/33.3坪) |
| 大町駅 | 42.7万/坪 (26.5年/145坪) | 39.7万/坪 (26.5年/37.8坪) | - |
| 八栗新道駅 | - | - | - |
| 塩屋駅 | - | - | - |
| 房前駅 | - | 25.5万/坪 (27.5年/78.7坪) | 75.1万/坪 (0.5年/60.5坪) |
| 原駅 | - | 16.5万/坪 (41.5年/45.4坪) | - |
| 琴電志度駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
今橋駅 59.7 万/坪(昨年同期比 +46.6 ％)
今橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.7万円/坪(18.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +46.6％( +19.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 47.5年(昨年 22.0年から +115.9 ％増)。平均土地面積は 64.0 坪 (昨年 131.6 坪から -51.3 ％減)。平均建物面積は 71.1 坪 (昨年 120.2 坪から -40.9 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 22.0 年 → 2021年 47.5 年、+115.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 9.5 分 → 2021年 10.7 分、+12.3 ％と増加)
瓦町駅 21.4 万/坪(昨年同期比 -65.7 ％)
瓦町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.4万円/坪(6.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -65.7％( -41.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 56.5年(昨年 42.9年から +31.9 ％増)。平均土地面積は 92.6 坪 (昨年 31.3 坪から +196.4 ％増)。平均建物面積は 142.9 坪 (昨年 62.0 坪から +130.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 6.3 分 → 2021年 4.0 分、-36.8 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 42.9 年 → 2021年 56.5 年、+31.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示