【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年1月〜12月期のJR身延線 (富士駅～稲子駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.0万円/坪(16.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -2.6％( -1.5万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 281 件(１年前(2018年)に比べて +0.7％( +2件/坪)と僅かに増加しています。)。
平均築年数は 21.1年(昨年 16.9年から +24.3 ％増)。平均土地面積は 95.1 坪 (昨年 91.1 坪から +4.4 ％増)。平均建物面積は 51.9 坪 (昨年 52.2 坪から -0.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。源道寺駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは源道寺駅で昨年に比べ +80.6 ％、坪単価は 64.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(源道寺駅、富士根駅)は +45.2 ％(坪単価 +16.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(入山瀬駅、芝川駅)は -34.1 ％(坪単価 -18.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 0.8 ％ → 2019年 2.4 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 16.9 年 → 2019年 21.1 年、+24.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 26.2 ％ → 2019年 37.1 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.9 ％ → 2019年 26.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった源道寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.1万円/坪(19.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +80.6％( +28.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2018年)に比べて +62.5％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった芝川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.9万円/坪(7.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -27.3％( -9.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR身延線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 富士駅 | 60.3万/坪 (20.2年/87.8坪) | 63.0万/坪 (16.3年/83.9坪) | 63.5万/坪 (16.0年/91.6坪) |
| 柚木駅 | - | - | - |
| 竪堀駅 | - | - | - |
| 入山瀬駅 | 39.3万/坪 (30.9年/132坪) | 66.4万/坪 (9.2年/74.5坪) | 77.1万/坪 (15.1年/56.3坪) |
| 富士根駅 | 52.0万/坪 (14.6年/83.2坪) | 47.4万/坪 (21.6年/128坪) | 42.9万/坪 (25.1年/58.7坪) |
| 源道寺駅 | 64.1万/坪 (17.0年/73.6坪) | 35.5万/坪 (26.8年/91.3坪) | 49.8万/坪 (13.1年/49.4坪) |
| 富士宮駅 | 53.1万/坪 (21.6年/108坪) | 51.6万/坪 (18.0年/111坪) | 46.2万/坪 (21.2年/84.5坪) |
| 西富士宮駅 | 44.9万/坪 (22.5年/95.2坪) | 48.1万/坪 (14.4年/80.9坪) | 31.4万/坪 (33.1年/91.2坪) |
| 沼久保駅 | - | 41.8万/坪 (27.8年/54.5坪) | - |
| 芝川駅 | 24.9万/坪 (23.5年/131坪) | 34.3万/坪 (17.7年/111坪) | 27.2万/坪 (20.0年/163坪) |
| 稲子駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
源道寺駅 64.1 万/坪(昨年同期比 +80.6 ％)
源道寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.1万円/坪(19.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +80.6％( +28.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2018年)に比べて +62.5％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.0年(昨年 26.8年から -36.6 ％減)。平均土地面積は 73.6 坪 (昨年 91.3 坪から -19.4 ％減)。平均建物面積は 37.7 坪 (昨年 50.9 坪から -25.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 26.8 年 → 2019年 17.0 年、-36.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2018年 17.4 分 → 2019年 14.5 分、-16.3 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 12.5 ％ → 2019年 37.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 37.5 ％ → 2019年 25.0 ％)
富士根駅 52.0 万/坪(昨年同期比 +9.8 ％)
富士根駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.0万円/坪(15.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +9.8％( +4.6万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -57.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.6年(昨年 21.6年から -32.1 ％減)。平均土地面積は 83.2 坪 (昨年 128.3 坪から -35.2 ％減)。平均建物面積は 53.4 坪 (昨年 60.9 坪から -12.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 21.6 年 → 2019年 14.6 年、-32.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 18.7 分 → 2019年 13.7 分、-27.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 42.9 ％ → 2019年 50.0 ％)
入山瀬駅 39.3 万/坪(昨年同期比 -40.8 ％)
入山瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.3万円/坪(11.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -40.8％( -27.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(１年前(2018年)に比べて -9.1％( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 30.9年(昨年 9.2年から +235.7 ％増)。平均土地面積は 132.3 坪 (昨年 74.5 坪から +77.5 ％増)。平均建物面積は 93.6 坪 (昨年 34.2 坪から +173.5 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 9.2 年 → 2019年 30.9 年、+235.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2018年 19.5 分 → 2019年 22.0 分、+13.1 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 12.5 ％ → 2019年 37.5 ％)
芝川駅 24.9 万/坪(昨年同期比 -27.3 ％)
芝川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.9万円/坪(7.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -27.3％( -9.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.5年(昨年 17.7年から +33.0 ％増)。平均土地面積は 131.1 坪 (昨年 110.7 坪から +18.5 ％増)。平均建物面積は 41.3 坪 (昨年 60.0 坪から -31.1 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 17.7 年 → 2019年 23.5 年、+33.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 40.0 分 → 2019年 50.0 分、+25.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 ％ → 2019年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示