物件種別
対象路線
調査期間
中古一戸建て
2022年
2022年1月12月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古一戸建て相場の概況

2022年1月〜12月期のJR東海道本線 (熱海駅新所原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.9万円/坪(19.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -3.8%( -2.5万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 2573 件(1年前(2021年)に比べて -17.9%( -561件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 22.1年(昨年 19.9年から +11.0 %増)。平均土地面積は 82.8 坪 (昨年 82.2 坪から +0.7 %増)。平均建物面積は 50.9 坪 (昨年 49.8 坪から +2.2 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少。

値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 26 駅。ほとんどの駅において下落した。用宗駅金谷駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは用宗駅で昨年に比べ +31.3 %、坪単価は 40.2 万円/坪となった。

上位 2 駅(用宗駅金谷駅)は +29.4 %(坪単価 +7.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(蒲原駅新居町駅)は -59.1 %(坪単価 -36.6 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.9 % → 2022年 1.8 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.2 % → 2022年 0.4 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 19.9 年 → 2022年 22.1 年、+11.0 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 17.4 % → 2022年 20.8 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 32.8 % → 2022年 30.1 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった東静岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.6万円/坪(28.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +0.9%( +0.8万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 45 件(1年前(2021年)に比べて -13.5%( -7件/坪)と不調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった蒲原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.7万円/坪(6.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -63.1%( -38.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR東海道本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR東海道本線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
熱海駅52.5万/坪
(38.6年/81.2坪)
52.4万/坪
(36.7年/103坪)
37.0万/坪
(37.6年/76.8坪)
函南駅31.0万/坪
(33.9年/121坪)
27.5万/坪
(33.8年/109坪)
22.5万/坪
(32.9年/112坪)
三島駅95.2万/坪
(17.6年/95.9坪)
79.9万/坪
(19.4年/72.0坪)
79.5万/坪
(18.2年/70.1坪)
沼津駅63.8万/坪
(20.1年/69.1坪)
63.8万/坪
(18.0年/68.0坪)
61.3万/坪
(18.8年/67.2坪)
片浜駅68.4万/坪
(14.8年/64.5坪)
82.4万/坪
(21.9年/112坪)
47.1万/坪
(23.7年/69.2坪)
原駅47.3万/坪
(22.3年/79.8坪)
57.4万/坪
(24.2年/57.7坪)
27.9万/坪
(30.3年/102坪)
東田子の浦駅23.3万/坪
(36.2年/167坪)
39.2万/坪
(33.5年/108坪)
63.0万/坪
(9.9年/80.2坪)
吉原駅45.4万/坪
(26.1年/99.0坪)
54.3万/坪
(18.2年/99.1坪)
49.4万/坪
(21.4年/75.9坪)
富士駅66.7万/坪
(18.6年/84.3坪)
68.7万/坪
(19.3年/81.8坪)
62.2万/坪
(17.8年/84.0坪)
富士川駅28.9万/坪
(35.4年/90.5坪)
41.3万/坪
(28.8年/58.9坪)
36.2万/坪
(32.9年/73.0坪)
新蒲原駅-29.0万/坪
(30.5年/131坪)
14.1万/坪
(39.7年/58.6坪)
蒲原駅22.7万/坪
(40.3年/110坪)
61.5万/坪
(17.1年/52.2坪)
14.4万/坪
(31.5年/41.8坪)
由比駅28.0万/坪
(32.4年/77.5坪)
24.2万/坪
(19.5年/36.3坪)
51.8万/坪
(32.0年/112坪)
興津駅24.2万/坪
(34.1年/57.2坪)
38.4万/坪
(32.4年/90.7坪)
47.2万/坪
(25.1年/119坪)
清水駅54.8万/坪
(25.6年/65.7坪)
63.8万/坪
(19.8年/69.0坪)
65.7万/坪
(16.3年/72.0坪)
草薙駅87.6万/坪
(18.7年/55.1坪)
94.8万/坪
(19.1年/60.3坪)
74.9万/坪
(19.3年/49.4坪)
東静岡駅95.6万/坪
(12.6年/72.2坪)
94.7万/坪
(18.1年/73.1坪)
78.1万/坪
(21.2年/80.1坪)
静岡駅83.1万/坪
(21.8年/64.5坪)
91.2万/坪
(17.9年/62.1坪)
80.6万/坪
(19.1年/56.7坪)
安倍川駅73.8万/坪
(21.2年/64.5坪)
69.9万/坪
(17.3年/67.5坪)
69.9万/坪
(16.2年/50.9坪)
用宗駅40.2万/坪
(18.6年/71.1坪)
30.6万/坪
(37.3年/79.4坪)
51.5万/坪
(25.5年/56.2坪)
焼津駅41.2万/坪
(29.2年/76.0坪)
44.6万/坪
(27.0年/74.9坪)
45.5万/坪
(21.4年/79.3坪)
西焼津駅62.6万/坪
(22.9年/67.7坪)
64.9万/坪
(16.3年/64.0坪)
57.6万/坪
(18.3年/91.0坪)
藤枝駅59.8万/坪
(24.4年/78.2坪)
59.5万/坪
(21.7年/84.2坪)
56.8万/坪
(21.1年/100坪)
六合駅63.5万/坪
(19.7年/88.2坪)
74.9万/坪
(13.5年/155坪)
60.9万/坪
(21.7年/81.1坪)
島田駅47.7万/坪
(24.3年/111坪)
48.1万/坪
(22.5年/117坪)
50.1万/坪
(19.3年/89.9坪)
金谷駅27.0万/坪
(36.8年/140坪)
21.2万/坪
(36.9年/125坪)
21.5万/坪
(26.4年/85.8坪)
菊川駅33.8万/坪
(30.1年/149坪)
34.4万/坪
(25.4年/137坪)
47.9万/坪
(23.5年/127坪)
掛川駅51.9万/坪
(22.4年/118坪)
55.6万/坪
(18.3年/110坪)
49.3万/坪
(20.0年/91.4坪)
愛野駅77.6万/坪
(20.3年/124坪)
89.9万/坪
(16.2年/100坪)
54.0万/坪
(18.4年/120坪)
袋井駅55.6万/坪
(19.9年/111坪)
57.8万/坪
(20.0年/107坪)
59.0万/坪
(15.2年/112坪)
御厨駅59.3万/坪
(22.6年/80.1坪)
59.5万/坪
(16.3年/80.9坪)
63.9万/坪
(17.2年/74.6坪)
磐田駅61.1万/坪
(19.9年/84.0坪)
66.6万/坪
(20.9年/66.3坪)
59.1万/坪
(19.8年/117坪)
豊田町駅49.6万/坪
(19.2年/111坪)
48.3万/坪
(22.6年/92.5坪)
47.8万/坪
(20.2年/112坪)
天竜川駅54.0万/坪
(18.9年/57.5坪)
--
浜松駅73.2万/坪
(19.9年/82.4坪)
76.0万/坪
(16.6年/83.1坪)
74.5万/坪
(16.2年/81.4坪)
高塚駅86.2万/坪
(3.0年/43.1坪)
81.7万/坪
(0年/31.8坪)
-
舞阪駅57.5万/坪
(14.7年/62.0坪)
-56.2万/坪
(0.4年/51.4坪)
弁天島駅-24.2万/坪
(19.5年/56.0坪)
-
新居町駅27.9万/坪
(34.3年/130坪)
62.3万/坪
(13.6年/62.2坪)
27.2万/坪
(25.9年/90.4坪)
鷲津駅54.3万/坪
(17.6年/78.7坪)
63.1万/坪
(18.3年/84.8坪)
54.0万/坪
(21.7年/90.3坪)
新所原駅64.5万/坪
(27.0年/70.2坪)
71.5万/坪
(19.9年/115坪)
90.0万/坪
(13.2年/71.1坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

用宗駅40.2 万/坪(昨年同期比 +31.3 %)

用宗駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.2万円/坪(12.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +31.3%( +9.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -70.0%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 18.6年(昨年 37.3年から -50.0 %減)。平均土地面積は 71.1 坪 (昨年 79.4 坪から -10.5 %減)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 46.4 坪から -8.8 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 37.3 年 → 2022年 18.6 年、-50.0 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.0 分 → 2022年 12.7 分、+26.7 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 44.4 % → 2022年 50.0 %)

金谷駅27.0 万/坪(昨年同期比 +27.6 %)

金谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.0万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +27.6%( +5.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2021年)に比べて -36.8%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 36.8年(昨年 36.9年から -0.4 %減)。平均土地面積は 140.0 坪 (昨年 125.2 坪から +11.8 %増)。平均建物面積は 78.4 坪 (昨年 62.5 坪から +25.4 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 46.7 % → 2022年 30.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 46.7 % → 2022年 50.0 %)

蒲原駅22.7 万/坪(昨年同期比 -63.1 %)

蒲原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.7万円/坪(6.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -63.1%( -38.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 40.3年(昨年 17.1年から +135.0 %増)。平均土地面積は 109.7 坪 (昨年 52.2 坪から +110.1 %増)。平均建物面積は 37.1 坪 (昨年 32.5 坪から +14.0 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 17.1 年 → 2022年 40.3 年、+135.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.0 分 → 2022年 15.8 分、+75.0 %と大きく増加)

新居町駅27.9 万/坪(昨年同期比 -55.2 %)

新居町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.9万円/坪(8.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -55.2%( -34.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(1年前(2021年)に比べて +13.3%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 34.3年(昨年 13.6年から +152.8 %増)。平均土地面積は 130.4 坪 (昨年 62.2 坪から +109.5 %増)。平均建物面積は 80.1 坪 (昨年 33.4 坪から +139.8 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2021年 20.1 分 → 2022年 17.5 分、-12.9 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.7 % → 2022年 11.8 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 13.6 年 → 2022年 34.3 年、+152.8 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.3 % → 2022年 56.2 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 % → 2022年 12.5 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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