
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年7月〜9月期のJR伊東線 (熱海駅~伊東駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.5万円/坪(8.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -33.3%( -13.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 29 件(1年前(2018年)に比べて +7.4%( +2件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 34.0年(昨年 28.5年から +19.4 %増)。平均土地面積は 85.3 坪 (昨年 87.8 坪から -2.8 %減)。平均建物面積は 61.2 坪 (昨年 53.5 坪から +14.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。来宮駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは来宮駅で昨年に比べ +93.7 %、坪単価は 63.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(来宮駅)は +93.7 %(坪単価 +30.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(宇佐美駅)は -77.5 %(坪単価 -28.8 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 28.5 年 → 2019年 34.0 年、+19.4 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 20.0 分 → 2019年 26.6 分、+33.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 22.7 % → 2019年 37.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 36.4 % → 2019年 40.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった来宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.2万円/坪(19.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +93.7%( +30.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった宇佐美駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.3万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -77.5%( -28.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR伊東線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
熱海駅 | 26.7万/坪 (34.7年/138坪) | 50.9万/坪 (34.9年/93.8坪) | 50.6万/坪 (35.0年/132坪) |
来宮駅 | 63.2万/坪 (20.3年/81.7坪) | 32.6万/坪 (28.9年/67.1坪) | 31.6万/坪 (63.5年/60.5坪) |
伊豆多賀駅 | - | - | 94.5万/坪 (9.5年/245坪) |
網代駅 | 12.6万/坪 (38.0年/47.6坪) | 35.8万/坪 (17.8年/85.7坪) | 40.1万/坪 (29.5年/103坪) |
宇佐美駅 | 8.3万/坪 (40.8年/79.3坪) | 37.1万/坪 (20.5年/74.9坪) | 57.1万/坪 (21.9年/75.6坪) |
伊東駅 | 23.6万/坪 (35.0年/53.4坪) | 31.4万/坪 (31.0年/96.2坪) | 38.1万/坪 (35.5年/103坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
来宮駅 63.2 万/坪(昨年同期比 +93.7 %)
来宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.2万円/坪(19.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +93.7%( +30.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.3年(昨年 28.9年から -29.8 %減)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 67.1 坪から +21.8 %増)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 30.3 坪から +15.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 28.9 年 → 2019年 20.3 年、-29.8 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 25.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 19.7 分 → 2019年 22.0 分、+11.9 %と増加)
宇佐美駅 8.3 万/坪(昨年同期比 -77.5 %)
宇佐美駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.3万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -77.5%( -28.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.8年(昨年 20.5年から +98.8 %増)。平均土地面積は 79.3 坪 (昨年 74.9 坪から +5.9 %増)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 37.3 坪から -35.1 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 20.5 年 → 2019年 40.8 年、+98.8 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 14.0 分 → 2019年 28.0 分、+100.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 75.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示