
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年4月〜6月期のJR伊東線 (熱海駅~伊東駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.8万円/坪(8.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -23.8%( -9.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(1年前(2018年)に比べて -31.8%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.3年(昨年 32.4年から +12.0 %増)。平均土地面積は 82.6 坪 (昨年 89.5 坪から -7.7 %減)。平均建物面積は 42.7 坪 (昨年 56.2 坪から -24.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。宇佐美駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは宇佐美駅で昨年に比べ +29.2 %、坪単価は 29.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(宇佐美駅)は +29.2 %(坪単価 +6.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(網代駅)は -73.0 %(坪単価 -64.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 28.8 分 → 2019年 23.3 分、-19.3 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 38.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 32.4 年 → 2019年 36.3 年、+12.0 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 38.9 % → 2019年 46.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった熱海駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.1万円/坪(10.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +12.4%( +3.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて -58.3%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった伊東駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.5万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -59.2%( -19.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR伊東線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
熱海駅 | 35.1万/坪 (37.3年/62.3坪) | 31.2万/坪 (37.0年/94.7坪) | 32.2万/坪 (27.3年/87.7坪) |
来宮駅 | - | - | 21.4万/坪 (37.3年/188坪) |
伊豆多賀駅 | - | 3.7万/坪 (27.3年/75.6坪) | 25.2万/坪 (35.8年/107坪) |
網代駅 | 23.8万/坪 (45.3年/74.1坪) | 88.1万/坪 (21.9年/90.0坪) | 35.5万/坪 (30.6年/95.8坪) |
宇佐美駅 | 29.5万/坪 (29.6年/119坪) | 22.9万/坪 (28.3年/139坪) | 42.0万/坪 (22.2年/95.1坪) |
伊東駅 | 13.5万/坪 (49.8年/32.5坪) | 33.1万/坪 (30.6年/37.3坪) | 15.3万/坪 (41.5年/58.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
宇佐美駅 29.5 万/坪(昨年同期比 +29.2 %)
宇佐美駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.5万円/坪(8.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +29.2%( +6.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2018年)に比べて +200.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.6年(昨年 28.3年から +4.7 %増)。平均土地面積は 119.0 坪 (昨年 139.2 坪から -14.5 %減)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 24.2 坪から +68.8 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 30.0 分 → 2019年 15.5 分、-48.3 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 66.7 %)
網代駅 23.8 万/坪(昨年同期比 -73.0 %)
網代駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.8万円/坪(7.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -73.0%( -64.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 45.3年(昨年 21.9年から +106.5 %増)。平均土地面積は 74.1 坪 (昨年 90.0 坪から -17.6 %減)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 79.7 坪から -71.5 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 21.9 年 → 2019年 45.3 年、+106.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2018年 21.7 分 → 2019年 25.5 分、+17.7 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示