【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年4月〜6月期の伊豆箱根鉄道駿豆線 (三島駅～修善寺駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.3万円/坪(21.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +46.2％( +22.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 68 件(１年前(2018年)に比べて -4.2％( -3件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.9年(昨年 25.0年から -32.6 ％減)。平均土地面積は 94.6 坪 (昨年 81.7 坪から +15.8 ％増)。平均建物面積は 44.6 坪 (昨年 41.2 坪から +8.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。三島駅、三島広小路駅、大場駅、原木駅、伊豆長岡駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは韮山駅で昨年に比べ +184.1 ％、坪単価は 54.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(韮山駅、伊豆仁田駅)は +169.6 ％(坪単価 +32.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(田京駅、修善寺駅)は -39.9 ％(坪単価 -25.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 25.0 年 → 2019年 16.9 年、-32.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 50.1 分 → 2019年 38.2 分、-23.8 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 21.0 ％ → 2019年 42.4 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 48.4 ％ → 2019年 32.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三島広小路駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 111万円/坪(33.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +77.9％( +48.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった修善寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.7万円/坪(5.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -11.4％( -2.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2018年)に比べて -16.7％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
| 伊豆箱根鉄道駿豆線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 三島駅 | 102万/坪 (10.6年/88.0坪) | 69.5万/坪 (26.8年/67.6坪) | 75.2万/坪 (18.9年/94.7坪) |
| 三島広小路駅 | 111万/坪 (0.25年/46.1坪) | 62.6万/坪 (42.3年/58.5坪) | 55.5万/坪 (33.6年/143坪) |
| 三島田町駅 | - | 84.3万/坪 (26.8年/40.1坪) | - |
| 三島二日町駅 | - | - | 101万/坪 (14.3年/37.8坪) |
| 大場駅 | 89.7万/坪 (15.0年/62.5坪) | 63.6万/坪 (15.0年/91.5坪) | 87.8万/坪 (12.1年/57.5坪) |
| 伊豆仁田駅 | 48.3万/坪 (25.9年/173坪) | 19.0万/坪 (30.0年/81.4坪) | - |
| 原木駅 | 23.6万/坪 (26.3年/167坪) | 18.4万/坪 (29.3年/69.6坪) | 26.4万/坪 (26.3年/103坪) |
| 韮山駅 | 54.1万/坪 (29.8年/62.0坪) | 19.0万/坪 (26.0年/108坪) | 22.3万/坪 (30.9年/199坪) |
| 伊豆長岡駅 | 60.2万/坪 (6.3年/41.4坪) | 39.8万/坪 (22.9年/48.9坪) | 66.4万/坪 (14.6年/54.5坪) |
| 田京駅 | 22.0万/坪 (42.3年/39.3坪) | 69.9万/坪 (19.3年/43.9坪) | 25.3万/坪 (27.3年/81.7坪) |
| 大仁駅 | - | - | 17.3万/坪 (45.3年/96.8坪) |
| 牧之郷駅 | - | - | - |
| 修善寺駅 | 17.7万/坪 (31.3年/152坪) | 20.0万/坪 (28.4年/116坪) | 23.1万/坪 (21.4年/98.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
韮山駅 54.1 万/坪(昨年同期比 +184.1 ％)
韮山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.1万円/坪(16.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +184.1％( +35.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.8年(昨年 26.0年から +14.4 ％増)。平均土地面積は 62.0 坪 (昨年 107.8 坪から -42.5 ％減)。平均建物面積は 26.2 坪 (昨年 26.1 坪から +0.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 70.2 分 → 2019年 38.3 分、-45.4 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 26.0 年 → 2019年 29.8 年、+14.4 ％と増加)
伊豆仁田駅 48.3 万/坪(昨年同期比 +155.1 ％)
伊豆仁田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.3万円/坪(14.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +155.1％( +29.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.9年(昨年 30.0年から -13.6 ％減)。平均土地面積は 173.4 坪 (昨年 81.4 坪から +113.1 ％増)。平均建物面積は 177.0 坪 (昨年 43.9 坪から +303.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2018年 30.0 年 → 2019年 25.9 年、-13.6 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 71.8 分 → 2019年 10.7 分、-85.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 33.3 ％)
田京駅 22.0 万/坪(昨年同期比 -68.5 ％)
田京駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.0万円/坪(6.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -68.5％( -47.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.3年(昨年 19.3年から +119.5 ％増)。平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 43.9 坪から -10.3 ％減)。平均建物面積は 18.2 坪 (昨年 32.5 坪から -44.2 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 19.3 年 → 2019年 42.3 年、+119.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 14.5 分 → 2019年 19.0 分、+31.0 ％と大きく増加)
修善寺駅 17.7 万/坪(昨年同期比 -11.4 ％)
修善寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.7万円/坪(5.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -11.4％( -2.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2018年)に比べて -16.7％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 31.3年(昨年 28.4年から +10.3 ％増)。平均土地面積は 152.3 坪 (昨年 115.8 坪から +31.5 ％増)。平均建物面積は 30.6 坪 (昨年 27.2 坪から +12.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 104.4 分 → 2019年 93.3 分、-10.6 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 75.0 ％ → 2019年 44.4 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 28.4 年 → 2019年 31.3 年、+10.3 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 16.7 ％ → 2019年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示