【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期のJR大湊線 (野辺地駅～大湊駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.7万円/坪(3.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -35.2％( -6.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 22 件(１年前(2020年)に比べて +37.5％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.1年(昨年 30.4年から +32.1 ％増)。平均土地面積は 148.4 坪 (昨年 97.1 坪から +52.9 ％増)。平均建物面積は 40.3 坪 (昨年 37.4 坪から +7.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。野辺地駅、北野辺地駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは野辺地駅で昨年に比べ +45.6 ％、坪単価は 6.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(野辺地駅)は +45.6 ％(坪単価 +1.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(陸奥横浜駅)は -96.4 ％(坪単価 -12.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 46.7 ％ → 2021年 45.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 30.4 年 → 2021年 40.1 年、+32.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 26.7 ％ → 2021年 50.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 6.2 ％ → 2021年 4.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大湊駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -36.4％( -7.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった陸奥横浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.4万円/坪(0.13万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -96.4％( -12.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR大湊線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 野辺地駅 | 6.0万/坪 (32.3年/88.5坪) | 4.1万/坪 (24.4年/145坪) | 5.5万/坪 (35.8年/72.6坪) |
| 北野辺地駅 | 6.7万/坪 (38.8年/132坪) | 5.0万/坪 (42.3年/130坪) | - |
| 有戸駅 | 27.2万/坪 (12.8年/299坪) | - | - |
| 吹越駅 | - | 3.2万/坪 (36.8年/239坪) | |
| 陸奥横浜駅 | 0.4万/坪 (48.8年/230坪) | 12.4万/坪 (52.8年/215坪) | - |
| 有畑駅 | - | - | - |
| 近川駅 | 3.1万/坪 (43.8年/290坪) | - | - |
| 金谷沢駅 | - | - | - |
| 赤川駅 | - | - | - |
| 下北駅 | 11.4万/坪 (39.6年/157坪) | 30.0万/坪 (20.8年/72.0坪) | 46.5万/坪 (22.3年/97.6坪) |
| 大湊駅 | 13.6万/坪 (49.3年/97.6坪) | 21.4万/坪 (40.1年/62.5坪) | 7.6万/坪 (34.4年/120坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
野辺地駅 6.0 万/坪(昨年同期比 +45.6 ％)
野辺地駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.0万円/坪(1.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +45.6％( +1.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.3年(昨年 24.4年から +32.1 ％増)。平均土地面積は 88.5 坪 (昨年 145.2 坪から -39.1 ％減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 45.4 坪から -28.3 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 24.4 年 → 2021年 32.3 年、+32.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 15.3 分 → 2021年 22.0 分、+43.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 100.0 ％)
陸奥横浜駅 0.4 万/坪(昨年同期比 -96.4 ％)
陸奥横浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.4万円/坪(0.13万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -96.4％( -12.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 48.8年(昨年 52.8年から -7.6 ％減)。平均土地面積は 229.9 坪 (昨年 214.8 坪から +7.0 ％増)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 12.1 坪から +275.0 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 1.0 分 → 2021年 13.0 分、+1200.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示