【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年7月〜9月期の東北新幹線 (八戸駅~新青森駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.7万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +54.7%( +16.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(1年前(2019年)に比べて +50.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.6年(昨年 28.7年から -24.5 %減)。平均土地面積は 91.8 坪 (昨年 84.4 坪から +8.7 %増)。平均建物面積は 35.3 坪 (昨年 39.4 坪から -10.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。新青森駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは八戸駅で昨年に比べ +154.2 %、坪単価は 55.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(八戸駅)は +154.2 %(坪単価 +33.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(新青森駅)は +11.4 %(坪単価 +4.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 28.7 年 → 2020年 21.6 年、-24.5 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 13.3 % → 2020年 23.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 40.0 % → 2020年 29.4 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 25.8 分 → 2020年 38.0 分、+47.6 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 6.2 % → 2020年 4.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった八戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.1万円/坪(16.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +154.2%( +33.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2019年)に比べて +133.3%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新青森駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.2万円/坪(12.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +11.4%( +4.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 10 件(前年比変わらず)。
東北新幹線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
八戸駅 | 55.1万/坪 (23.3年/105坪) | 21.7万/坪 (37.2年/108坪) | 28.2万/坪 (29.5年/150坪) |
七戸十和田駅 | - | - | 8.6万/坪 (33.5年/201坪) |
新青森駅 | 41.2万/坪 (20.2年/73.4坪) | 37.0万/坪 (23.0年/70.5坪) | 56.6万/坪 (17.1年/53.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
八戸駅 55.1 万/坪(昨年同期比 +154.2 %)
八戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.1万円/坪(16.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +154.2%( +33.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2019年)に比べて +133.3%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.3年(昨年 37.2年から -37.4 %減)。平均土地面積は 104.9 坪 (昨年 107.6 坪から -2.5 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 36.0 坪から -20.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 37.2 年 → 2020年 23.3 年、-37.4 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 25.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 36.8 分 → 2020年 51.9 分、+41.0 %と大きく増加)
新青森駅 41.2 万/坪(昨年同期比 +11.4 %)
新青森駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.2万円/坪(12.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +11.4%( +4.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 10 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 20.2年(昨年 23.0年から -12.1 %減)。平均土地面積は 73.4 坪 (昨年 70.5 坪から +4.1 %増)。平均建物面積は 41.2 坪 (昨年 41.7 坪から -1.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 23.0 年 → 2020年 20.2 年、-12.1 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 22.2 % → 2020年 11.1 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 33.3 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 22.2 % → 2020年 22.2 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 10.0 % → 2020年 10.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示